こんにちは「BICYCLE INFO」です
今まではDT-SWISSのアルミにクリンチャー25CのAGILESTを履いていましたが、最近はタイヤがどんどん太くなり低圧での運用ができるチューブレスレディへ移行する傾向が強くなってきてるかと思います。
私のリアクトはクリンチャー25CのAGILESTだったのですが、ホイール交換と合わせ思い切ってチューブレスレディで28Cにしてみることにしました!
チューブレスレディにした人の意見は、「やっぱりクリンチャーが良い」とか、「ビードが上がらない」、「エアーが漏れる」、「シーラントを入れるのが大変」などいろんな情報を耳にします。
しかしホイールとの相性もあるし、とにかく自分でやって経験してみないとわからないということで、まずはトライ。
今回は内幅21mmのカーボンホールに「AGILEST DURO TLR 28C」を入れてみましたので、その内容をレビューしようと思います。
アンバーもあります!
パナレーサー AGILEST DURO TLR 28C
パナレーサー AGILEST DURO TLRは究極のバランス『Panaracer Ratio』を体現したモデル、「AGILEST TLR」をベースとして、さらに遠くへという要望を叶えました。
「AGILEST TLR」から耐貫通パンク性能を2倍強化し、さらにAGILEST DURO(クリンチャー)からは約20%のグリップ力の向上と、約15%の転がり抵抗の低減を実現と素晴らしい性能アップです。
装着性やマウント性など取扱いのしやすさも実現している。
その分、AGILEST DURO TLR 28Cは270gと少し重量アップしていますね!(TLRとしては平均的な重量です)
AGILEST DURO TLR 28Cの実測重量
公表値では270gとなっていますが、軽量化を目指している私としては気になるところなので、実測です。
1本が273g、もう1本が261g !!!
平均だと約267gなので、個体差といえば個体差ということかもしれませんが、バラツキがあることは事実ですね〜。
シーラントはパナレーサー純正の「シールスマート」
初めてのTLRですので、推奨シーラントがある以上は迷わずこれを使ってみました。
シーラントびは種類があり、ラテックス系と非ラテックス系があります。
パナレーサー推奨はラテックス系になります。
ラテックス系 | 非ラテックス系 | |
---|---|---|
メリット | パンク修理能力が高い (6mm程度なら穴を塞いでくれ走行可能) | パンク修理能力は低い |
デメリット | 数ヶ月で入れ替えもしくは交換が必要 | 揮発しにくいので長期間の使用も可能 |
写真の120mlタイプには、注入ホースが付属しているのでバルブからシーラントを入れることができます。
シーラント量はタイヤ幅の1.5倍が目安なので、28Cですので大体42mlくらいになります。
クリンチャー25CのAGILESTとR-Airについてはコチラをご覧ください
ホイールにTLRを嵌める!
今回使用するホイールはEliteWheelsのDRIVE40Dというリム内幅が21mmのリムになります。
ホイールもタイヤも新品ですし、チューブレスレディは初めてなので、すみませんが取り付け中は集中させてもらったため撮影はしておりません。
パナレーサー様の動画が一番参考になりましたので、コチラをご覧になり嵌めてみましょう!
AGILEST DURO TLRとこのホイールは相性良し!
タイヤとホイールの嵌めやすい、嵌めにくいなど相性は実際にあるようです。
それはリムの形状だったり、ビードの硬さだったり様々だと思いますが、今回使用したEliteWheelsのDRIVE40DとAGILEST DURO TLRとの相性は抜群だったことはまずお伝えしておきます!
上の動画通りで第2ビードまで普通に手だけで入れることができ、ビードも手持ちのフロアポンプで上げることができました。(4〜5barくらいでビードが上がりました!「パンっパンっ」とビードが上がる音に少しビビりますwww )
リムのセンターの形状ってメーカーによって全然違いますが、このホイールは下の画像ように凹みがなだらかなところもビードの上がりやすさに貢献しているのかと思いました。
私のリアクト4000のタイヤとのクリアランスは?
フォークのクリアランスは問題なさそうですが、ホイールを購入する時点からシートステイの部分はフル内装になる前の最終型のリアクト4000のためシートステイが内側に反っていまして、リム外幅やタイヤの太さは悩みました!
もし私と同じリアクトのフレームの方、28C問題ありませんよ!
これが実際の写真です。
少し角度が違いますが、シートステイのクリアランスにそれほど影響することはありませんでした!
ノーマルが25Cなのですが、同じサイズのタイヤに交換しただけかのようですよね?
実際は21mmのワイドリムに28Cを嵌めてるので、3mmと少しクリアランスは減っている計算になります。
フロントも全く問題ありませんね!
30Cは面ツラになってしまうと思うので、28Cまでと考えていた方が良いかと思います。
実際にAGILEST DURO TLR 28Cに乗ってみて
いや〜、正直感動しました!
今まではクリンチャー25CのAGILESTを6barで乗っていましが、サイクリングロードなどのスピードダウンを促す凸凹や、街の荒れた舗装路などでの振動とタイヤの跳ね方は強烈で、乗り心地と痺れが疲労に直結していると実感していました。
それが・・・!
乗り心地
AGILEST DURO TLR 28Cは、チューブレスということで空気の保持層が多いことから5barでまずは試走です。
クリンチャーですとリム打ちでパンクするリスクが上がるので高めの6barでしたが、チューブレスレディはチューブが無いのでリム打ちの心配が必要ありませんので、低圧でOK!
見事に凸凹の衝撃を吸収してくれるようになりました!
感じなくはないのですが、突き上げてくる角が取れてるので本当に乗り心地が良く快適でした。
路面の凸凹で余計に筋肉が揺れることは疲労に直結しますので、ロングライドにも威力を発揮するのは間違いないです。
ホイールと一緒に交換したので、よく言う「もっさり感」もホイールの軽さに打ち消されたのか感じることはありませんでした。
コーナーリング
太くなり低圧で跳ねることがないためか本当に別の自転車かのようなコーナーリングの感覚で安心してコーナーリングすることができるようになりました。
もちろんAGILEST DURO TLRのコンパウンドのグリップ性能がアップしていることも理由の一つだと思いますが・・・。
変化がかなり極端なので、絶対に体感できると思いますので是非お試しください。
エアーの減圧について
ロードバイクのほとんどがフレンチバルブ(仏式バルブ)なわけですが、特徴として、パンクしていなくても少しずつエアーが抜けていきます。
ですので、週末ライドのみの方は忘れずにエアーチェックをしたいですね!
シーラントを入れて慣らしで2回ほど走り、再度5barにして24時間後の減圧レベルを測定してみました!
24時間後 5bar → 4.91barでしたので、適正な減圧割合ではないでしょうか!
私も週末ににしか乗れないので1週間放置しましたが、減圧は前後共に1barは抜けていませんので、
1週間で1~1.5barが平均的な減圧と考えると、まあ普通ですかね!
アジリストでクリンチャーの時もこんな感じの減圧だったので、それほど違いはないようです。
リアのバルブコアの締まりがフロントより少し緩かったので、この差はそれが原因のような・・・?
空気圧の設定
空気圧は試走を繰り返し自分に最適な値を探すしかありません。
でも基準値は計算してくれる登録も必要ない有名な「SRAM」のサイトがあるので是非試してみてください。
低圧な数字が表示されてびっくりしますよ!
ちなみに私の条件の場合は下記が適正〜!?「低っ!」ここを目安に自分にあった適正空気圧を探していこうと思います。
まだTLRを試したことがない方は、一度試してみることをおすすめします。
本当に極端に快適になりますよ!
今後もタイヤメーカーなど変更してみて自分なりに快適と思えるスタイルを探していこうと思います。