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28Cのモッサリ感は25Cにすれば解消されるのか?

AGILEST DURO TLR 28Cから25Cに変更してみた! カスタム
BICYCLE INFO
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こんにちは「BICYCLE INFO」です

@bicycle_info55

AGILEST DURO TLR の28Cに履き替えた時のフィーリングはAGILESTの25Cクリンチャーと比べると安定感、快適性、コーナーリング安定性など極端にポジティブな変化に驚きました。

ただ一つネガティブのところをあげるとすれば、25Cのクリンチャー時と比べて「なんかモッサリ」する感じだけがずっと気になっていました。

ホイールも一緒に交換した影響もあると思いますが、35kmくらいからが「延びない」というか表現が難しいのですが「モッサリした重たさ」というのが一番ふさわしいような・・・。

WEBを色々閲覧していると、「30km/h以上は6割が風の抵抗で、その際タイヤの太さもワンサイズアップしただけでかなりの影響・・・」のような記事を見つけました!

ただこれはプロレベルやガチ系の方のお話で、貧脚の私には該当しないとは思いながらもずっと気になっていたのも事実です。

だったら25Cに交換して変化を感じとれるか体験!とばかりにAGILEST DURO TLR の25Cに交換したので私なりの感想をお伝えします。

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28Cが初のパンクで交換を後押し

AGILEST DURO TLR の28Cも走行3000kmを突破しながらも一度もパンク無しで非常に気に入っていたのですが、先日、このタイヤで初のパンク!!

タッカーの刃(デカいホチキスの刃)が綺麗に刺さってスローパンク。

スローパンクだったので、その刃を抜かずにタイヤが回転する度にカチカチと金属音を出しながら帰ってもよかったのですが、「うるさいから抜いちゃお」・・・・。

まっ、当たり前ですがシーラントが吹き出してきました!

AGILEST DURO TLR 28Cのパンク風景2
AGILEST DURO TLR 28Cのパンク風景1

シーラントはパナレーサー推奨の「シールスマート」ですが、しっかり仕事をしてくれてバッチリエア漏れは止まり、少しエアーを足して無事に帰宅!

「シールスマート」ってエアを止めるサポート役に胡桃(クルミ)の粒が結構たくさん入っていて、ビード上げたあとにバルブから入れようとするとこのクルミの粒が詰まって入れにくいのとシーラントの乾燥が結構早いのでこまめなメンテが必要なんです。

タイヤには割と深めなこんなキズもあったし、乗用車でいうスリップラインはまだ大丈夫ですが、トレッド面はだいぶ扁平してきているので交換を後押しした感じになりました。

AGILEST DURO TLR 28Cはセンターの摩耗とキズが多数
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シーラント変更

TLRなのでシーラントは必須です。

500mlの「シールスマート」なので、まだ沢山余っているのですが上記のクルミの粒の件もあり、評判がよくおそらくシェアも1番の「STANSのNOTUBE」にしようと思ったのですが、iRCのタイヤシーラントが中身は「STANSのNOTUBE」(OEM)と聞いて安いのでこちらに決定!

PanaracerのシーラントとiRC TIREのシーラント
左がシールスマート 右がiRCのシーラント
iRC TIREのシーラントは「STANS」製
STANSって書いてありますね!

中身比較するとこんな感じ。

iRC(STANS)も細かい粒々は入っているのですが、公式でも「クルミの粒ではない」と言っており、「天然ラテックス」と「自然由来の粒子」ということです。

PanaracerのシーラントとiRC TIREのシーラント比較2

Panaracerの「シールスマート」は肉眼でハッキリ見える大きさのクルミの粒が入っています。

iRC(STANS)もクルミではない粒々が入っているのですが細かいので見えません。

どんな感じに固まる?

シーラントはパンク時にエアー漏れしないように瞬時に穴を埋めるわけですが、どんな感じに固まるのか30分ほどですが放置してみました!

PanaracerのシーラントとiRC TIREのシーラント比較1

シールスマートは写真でもわかるようにゴムの薄い膜状に固まっていますが、iRC(STANS)はバットを揺らしてもまだサラサラのまま??

iRC(STANS)しっかりパンク穴塞いでくれるのかな・・・・。(ちょっと不安)

iRCシーラント(STANS)はシールスマートに比べて減圧割合が大きいように感じます。おおよそ1週間で20%近く減圧しますが、初期も同じく20%ほどの減圧。20%近くに安定するまでの時間はiRCシーラント(STANS)は短い。安定まで2回ほどの走行が必要になるが、安定してしまうとシールスマートのほうが1週間の減圧割合は少なく10%ほどとなりました!
ただ、走る前に必ずエアーチェックと充填を行うので問題はないと思う。


iRCシーラント(STANS)使用量:前後とも約35ml
F:5.0bar R:4.8bar

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AGILEST DURO TLR の25Cに交換

前置きが長くなりましたが、それでは交換です!

ちなみに今回AGILEST DURO TLR の25Cを組むホイール

メーカー:Elitewheels
型番:Drive 40D
リム内幅:21mm

リム内幅は21mmなので、新ETRTO規格で25Cは実質26mmになる予定です。

リム内幅622-15TC622-17TC622-19TC622-21TC622-23TC622-25TC
700-25C23mm24mm25mm26mm×危険
700-28C27mm28mm29mm30mm×
AGILEST DURO TLR 28Cをリム内幅21mmにはめると約29mmに
外す前の28Cですが表の通り29mmになっています

今回はアメサイドのAGILEST DURO TLR

私のバイクはリアクト4000で割と派手なカラーなので、「タイヤは黒でしょ」と思っていたのですが、今回テストだし、どんな感じになるかも含めてアメサイドのAGILEST DURO TLRにしてみました。

AGILEST DURO TLR 25Cイメージ1
AGILEST DURO TLR 25Cイメージ2

アメサイドって、中のケーシングもアメ色なんですね!

ツルツルっぽくて、こびりついたシーラント剥がすのも簡単そうな感じ。

耐パンクベルトがトレッド位置になんとなく見えます。

AGILEST DURO TLR 28Cのアメサイドは中もアメ色

28Cの記事はこちら

重量

Panaracerって結構個体差が大きいんですよね〜??

アメサイドと黒って構造的に重さが変わるのかはわかりませんが、公称240gなので10g以上重たい表示。(本当は250gなのでは?)

AGILEST DURO TLR 25Cの重量1
AGILEST DURO TLR 25Cの重量2
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28Cを外します

タイヤを外すところは割愛しますが、うまくやればタイヤレバー無しでも外せそうですね。

タイヤ側はまだ液状のシールスマートが!

ビード部分にはバッチリゴム状になってシールしてくれています。

AGILEST DURO TLR 28Cのシーラント
AGILEST DURO TLR 28Cのシーラント2

リムテープは一度貼り替えているので、Panaracerのリムテープになっています。

このリムテープは不透明なので、エア漏れチェックがしにくいので、リムテープは半透明のものをお勧めします。

リムテープからエア漏れするとこんな風になるので半透明が見やすい!

リアのリムはシーラントの掃除をしているときに引っ掛けて一部剥がしてしまったので、貼り替えました!

タイヤ内は高圧になるので、こういうのを「まっ、いいか!」にしてしまうと後々面倒なことになるので、面倒臭がらずに気づいたときにやっちゃうのがオススメです!

ホイール清掃中にリムテープの不具合発見のため貼り直し

せっかくなのでバルブも外してクリーニング

タイヤを外さないとバルブは取れないので、タイヤ交換時にはしっかり外してクリーニングしておきましょう!

シーラントがこびりついてます。

AGILEST DURO TLR 28Cを25Cに交換する際のバルブ

バルブコアは新品に!

エア漏れしないように栓をしてくれるバルブコアも消耗品です。

シーラントが着いてバルブがしっかり閉まらずエア漏れとか、ゴムの変形劣化もあるので新品にしておきます。

バルブコアはシーラント汚れがひどい
こんなにシーラントが絡んでいたらしっかりバルブが閉じられませんよね!
元のバルブコアと新品のバルブコア
AGILEST DURO TLR 28Cを25Cに交換する際はバルブコアも交換
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AGILEST DURO TLR の25C取り付け完了

25Cへのサイズダウン完了です。

リム内幅21mmに組んでるので上図にもあるようにエア充填後は26mmになる予定!

はい、ほぼ26mm。

本来はリム内幅19mmが適正サイズですが、21mmでも規定内。(車でいう少しだけ引っ張り気味)

AGILEST DURO TLR 25Cをリム内幅21mmにはめると約26mmに

AGILEST DURO TLR の25Cにしてみた感想

AGILEST DURO TLR の28Cから25Cしたことによるデメリットが際立つのかなと思いきや、自分的にはメリットのほうが大きいかも・・・、というわけでデメリットとメリットを羅列していきますね!

・ずっと気になっていた「モッサリ感」が消えた(これ結構大きいです
・サイズダウンしたことによるホイール外周の軽量化(約-50g)
・よりクイックになった感じ

・エアの保持層が大きい28Cと比べてゴツゴツ感は増加した(増加幅は少ない)
・コーナーの安定感は28Cが結構上かも
・25Cだと道路のグレーチング(排水のアミ目)にはまりそうで怖い

28Cを3000kmほど乗り、気にはなっていた「モッサリ感」も慣れで克服できると思っていますが、こうして比べてみるとやはりこれが無くなったのは結構大きい!

乗り心地やコーナーの安定感については28Cのほうに軍配が上がるが、この差はそれほど大きくは感じなかったので、乗り手のスタイルで決まるのかなと思う。

スピード系でクイックな感じや、軽量化によるヒルクライムでの恩恵が優先の方は25C、ロングやアスファルトでも今一クリーンな道路ではない場合や疲労軽減などが優先の場合は完全に28Cがいいと思う。

スピードやクイックな走安性を優先したい自分は25Cもいい結果となったが、時代の流れが28C〜になってきている現状をみるとオールマイティーという意味でも28Cなのかな・・・・?

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