
こんにちは「BICYCLE INFO」です
BMC TeamMachine SLRをバラ完している最中、フロントブレーキの取り付けで思わぬ発見がありました。
ディスクブレーキのフラットマウント規格は共通だと思い込み、当然のようにシマノ純正フラットマウントアダプターを使用するつもりで作業を進めていました。
しかし実際に組み付けを行うと、2箇所の取り付け穴までの距離が違い取り付けできません。
調べてみると、BMC TeamMachine SLRには専用設計のフラットマウントアダプターが採用されており、シマノ純正品とは形状が異なっていることが判明しました。
厚み自体も薄い設計です!
今回は、バラ完中に気づいたその違いと理由について記録として残しておきます。

BMC純正アダプターとシマノ純正アダプターの違い
フロントキャリパーを取り付ける際に、BMC純正アダプターとシマノ純正アダプターを比較してみると、大きく2つの違いがありました。

フォーク固定穴の位置が異なる
まず気づいたのが、フォークへ固定する上下2箇所の取り付け穴の間隔です。
シマノ純正フラットマウントアダプターと比べると、BMC純正アダプターは取り付け穴の位置関係が異なっています。
そのため、シマノ純正アダプターをTeamMachine SLRのフォークへ取り付けようとしても、ボルト位置が合わず装着できませんでした。
これは単なるメーカー違いによる誤差ではなく、フレーム設計そのものに起因する仕様のようです。

キャリパー固定穴がオフセットされている
もうひとつの違いは、キャリパーを固定するための取り付け穴です。
BMC純正アダプターでは、キャリパー固定穴が中心線からオフセットされた位置に設計されています。
シマノ純正アダプターでは見られない特徴で、フォーク側の設計に合わせてキャリパー位置を最適化するための構造と思われます。
上の画像を見ると、フォーク固定穴とキャリパー固定穴の位置関係がシマノ純正品とは異なることが分かりますよね。(上下の穴が中心線からオフセット)
なぜBMC専用アダプターが必要なのか
なんでこんな仕様なのかちょっと考えてしまいましたが、答えはすぐに見つけることができました。
左右非対称フォークが理由
その理由はBMC公式サイトでも説明されています。
私のBMC TeamMachine SLRは2023年モデルのFRS(フレームセット)なのですが、ディスクブレーキ側のフォーク剛性を高めるために、フォークブレードの形状が左右非対称になっています。
ブレーキング時には大きな力がフォークへ加わるため、ブレーキ側の剛性を高めることでハンドリング性能や制動安定性の向上を狙った設計です。
この左右非対称フォークに合わせてキャリパー位置も最適化されているため、一般的なフラットマウントアダプターでは対応できず、専用アダプターが必要になるというわけです。
ざっくりですがノギスで計測しましたら10mm前後太さが違います。(真横から見れるその違いはわかります)


フロントブレーキ装着時の注意点
今回の作業で分かったのは、TeamMachine SLRのフロントブレーキにはシマノ純正フラットマウントアダプターを流用できないということです。
シマノ純正アダプターは使用できない
フラットマウント規格だからといって互換性があるとは限らず、BMC独自設計のフォーク形状に対応した専用品が必要になります。
中古フレームを購入した場合や、フレーム単体からバラ完する場合は特に注意が必要です。
フレームに純正アダプターが付属しているか、事前に確認しておくことをおすすめします。
もちろんパーツで購入可能ですが、結構高価かもしれません。

まとめ
私のBMC TeamMachine SLRのフレームセットは新品でしたので、付属品も全て揃っていましたが、フレームの中古などを購入する場合には細かな部品ですが注意が必要です。
BMC TeamMachine SLRは専用アダプター必須
今回のバラ完で分かったポイントをまとめると以下の通りです。
- シマノ純正フラットマウントアダプターとは形状が異なる
- フォーク固定穴の位置が専用設計
- キャリパー固定穴もオフセットされている
- 左右非対称フォークによる高剛性設計が理由
- フロントブレーキにはBMC純正アダプターが必須
バラ完を進めていると、こうしたカタログやスペック表だけでは分からない部分に遭遇することがあります。
今回の発見は小さな部品の話ですが、同じようにBMC TeamMachine SLRを組もうとしている方にとっては、事前に知っておきたいポイントではないでしょうか。


