こんにちは「BICYCLE INFO」です
COOSPOからは今までCS300という、ナビ無しのサイコンがフラッグシップでしたが、この度CS500というナビ付きの多機能サイコンがデビューしました。
ただナビ機能が追加されただけでなく、バックレーダーや電動コンポーネントにも対応しているなど非常に多機能なナビ付きサイコンになっています。
今のところCOOSPOからバックレーダーはラインナップされていないので、ラインナップされるまではガーミン等での対応となります。
CS300が出たばかりですが、さらに多機能なナビ付きサイコンとしてフラッグシップのCS500がデビューし試す機会をいただきましたので、今回はCOOSPO CS500について詳細レビューしていこうと思います。
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ナビ無しでOKの方はCS300!
最近よく耳にするCOOSPO
発足してまだ10年余りですので、若い企業になるかもしれませんが、柔軟な思考と実行力を兼ね備え急速に成長しているのがCOOSPOです。
今までナビ付きのサイコンのラインナップはありませんでしたが、ついに多機能ナビ付きサイコンCS500の登場です!
私は、ケイデンスセンサーや心拍数センサーは共にCOOSPO愛用です!
製品の品質は良いし、仕上げ、正確な動作で超コスパですよ!
COOSPO CS500のスペック
品名 | COOSPO CS500 |
GPS | GPS + BDS + QZSS(みちびき) + GLONASS + GALILEO対応 |
画面サイズ | 2.6インチLCD |
サイズ(実測) | 縦約85mm 横約53mm 厚約19mm |
重量 | 72g |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー |
稼働時間 | 45時間(GPS使用時) |
画面照明 | オート(光センサーによる自動点灯及び消灯) |
充電方式 | TYPE-C |
アプリ接続 | Bluetooth5.0 |
センサー連携 | ANT+ (ケイデンス、心拍、スピード、パワー、バックレーダー、電動コンポーネント) |
ナビゲーション機能 | ○ |
バックレーダー | ○ |
電動コンポ | ○ |
防水 | IPX7 |
専用アプリ | COOSPO RIDE対応(詳細設定も行えます) |
取説は日本語対応で、もちろんCS500も日本語対応です。
ただ、日本語表示にすると書体の選定が良くなくカッコ悪いのが悲しい・・・。
なので、筆者は英語表記で使用しています。
付属品は、ステム装着用アタッチメント、充電用USBケーブル、脱落防止用ストラップ、本体。
写真では貼ってしまったので写っていませんが、強化保護ガラスフィルムが付属しています。
かなりシッカリとした厚みの強化保護ガラスで、画面保護はもちろんで、面取りされ、汚れも付着しずらく水分も撥水します。
GPSはQZSS(みちびき)を含む数種の衛星に対応
GPSは「Global Positioning System」の略で、衛星測位システムのことですね。
GPSはアメリカの衛星なのですが、それほど精度が高くなく誤差数メートルといったところです。
COOSPO CS500は日本の衛星QZSS(みちびき)に対応しているのはCS300同様で、その他の衛星にも対応しているので、死角無しといったところでしょうか!
Bluetooth・ANT+対応
Bluetoothはアプリとの接続に使用し、最近のサイコンの場合センサー関連はANT+を使用しますが、ANT+はBluetoothのようにデバイスを特定するペアリングが必要ありません。
COOSPOの心拍センサー、ケイデンスセンサー(ペダルの回転数)などを使っていますが非常に正確で高品質ですよ!
ステムに取り付けるアタッチメント付き
COOSPO CS500にはステム取り付けアタッチメントが付属しています。
アタッチメントの下にゴムの振動吸収材を組み合わせゴムバンドで固定する簡易的なものですが、十分実用的です。
取り付けはCS300と同じですので、下記ページをご覧ください!
ステムアタッチメントの取り付け
https://bicycle-info.net/coospo-cs300-review/#stem
COOSPO CS500のサイズ感
COOSPO CS500は多機能ナビが搭載、バックレーダーや電動コンポ対応を考えれば、かなりコンパクトな仕上がりです。
画面サイズは2.6インチありますので、視認性も良いと思います。
アタッチメントはガーミンと同じですので、RecMountなど様々なアタッチメントが使用できますね。
電源はUSB TYPE-Cですので汎用性も高いです!
IPX7ですので雨天のライドも問題無し
COOSPO CS500は急な雨降りや、グラベルのような埃も問題の無いIPX7ですから、気にせずライドすることができます。
付属の強化保護ガラスフィルムは画面の保護以外に、撥水加工もされてるようで、フゥーと息を吹きかけると水滴が飛んでいきます。
ライディング中の視認性にも貢献しています。
数々の自動機能
ライド中はできるだけ集中したいので、自動機能は非常に便利です!
特に、ライディング中のストップ&ゴーの自動機能。
正確なデータを得ようとすると、コンビニ休憩中や信号などで止まる時は一時停止を押すわけですが、
このCOOSPO CS500はGPSで位置移動がないと自動で停止そして、走り出すと開始してくれます。
ストップ&ゴーの自動機能がはたらくと、「ピッー」という音がするのですが、ライド中にもしっかり聴こえてくれる音量です。
照明の自動機能は光センサーで明暗を判断します!センサーに反応してバックライトの点灯消灯を自動で行います。
実際、トンネルなどに入ると瞬時にバックライトが点灯し、トンネルを抜けると消灯します。
ほぼラグはないので快適にライドできます。
COOSPO RIDEアプリ連動
COOSPO CS500はオリジナルアプリの「COOSPO RIDE」アプリに対応しています。
サイコンとアプリを同期させておけば、ライドしたデータもアプリ上で細かく確認することができます。
サイコンの表示画面も7ページも用意されているので、必要情報が多い方でも足りなくなることはありません。
表示項目をカスタムできる
CS300はレイアウト自体のカスタムはできませんでしたが、CS500はアップグレードされており、7個のレイアウトから好きなレイアウトを選ぶことができます。
順番や項目を入れ替えて自分の必要な情報を見やすくすることができる機能搭載で、これも非常に便利です。
例えば、デフォルトだと一番上はスピード(km)になっていると思いますが、スピードより自分の場合ケイデンスを見たいので、「一番上はケイデンスにしたい」など他の項目も同じようにレウアウト変更が可能です。
一度に沢山の情報を見たいのか、3個程度にして大きな数字で見たいのか、またどんな順番にしたいのかなどのカスタムができるこのCS500は非常に使いやすいと感じました。
7ページのうち、何ページ表示させ、何ページ非表示にするかもアプリ内で設定可能です。
アプリ画面での各種コントロールはCS300と同じですので下記ページをご覧ください。
アプリ画面の各種コントロール
https://bicycle-info.net/coospo-cs300-review/#cs300app
ナビの設定
サイコンならどれも同じですが、ナビの設定はルートを.gpxという拡張子のファイルにしてCS500に入れてあげる必要があります。
ルート決めは大きな画面で作業したほうが圧倒的に簡単なので、PCで行うことをおすすめします。
今回はGoogle Mapでルートを作成し、「maps to gpx」というサイトで.gpxファイルをダウンロードする方法をご紹介します。
CS500にルートを設定する
他にも方法はあると思いますが、ここでは一番使い慣れている方が多いと思われるGoogle Mapでルートを決めて、そのルートを。.gpxという拡張子のファイルにしてダウンロードする方法をご紹介します。
- 1Google Mapでルートを決める
自分の走りたいルートをマップ上で作ります。
- 2Google Mapで出来上がったルートのURLをコピーする
- 3mapstogpxというサイトにURLをコピペする
英語サイトですがアカウント制作しなくてもダウンロードできます。目立つピンクの中は「寄付をお願いします」という内容ですが、寄付はしなくても大丈夫です。もちろん寄付できる方は寄付してあげると良いと思います。
検索ボックスに先ほどGoogle MapでコピーしたURLをコピペして「LET’S GO」をクリックすると、作ったルートの.gpxファイルがデスクトップにダウンロードされます。
.gpxファイルは今回「test1」という名前にしました。
- 4CS500をUSBでパソコンと繋ぐ
CS500の最初の画面に「設定」のアイコンがありますので、その中の「USB」を選択します。
日本語を選択していると写真のように「接続した」という少し変な言い回しの画面が表示されます。(普通なら「接続中」とか「接続しました」ですよね!)
するとパソコンのデスクトップにCS500のアイコンが表示されます。(※操作はMacでの画面になりますので、Winの場合は少し違うかもしれませんが順序は同じです)
- 5CS500のアイコンをクリックする
デスクトップに表示されているアイコンをクリックすると、下のようなフォルダの画面になります。
- 6「Courses」というフォルダに「test1.gpx」ドラッグします。
これでCS500にtest1.gpxファイルが入りました!
- 7CS500の「ナビ」アイコンを選びます
- 8「ナビ」アイコン→「コース」を選びます
- 9「コース」を選びtest1.gpxが入っていれば完了です
スマホでもできると思いますが、パソコンがないとルートの設定が画面が小さくて大変だと思います。
新しいルートでナビを使うときは、必ず「コース」フォルダの中に自分で作ったルートの.gpxファイルを入れてあげます。
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実際にナビを使ってみる
「Navigation」(英語表記に変更して使用しているので、先ほどの日本語ではなくなっています。日本語表記のFONTがカッコ悪く和訳がおかしい・・・)というアイコンを選択すると「History」と「Courses」が表示されますので「Courses」を選び、その中の「test1.gpx」を選びます。
あとは、CS500の右下にある▶︎IIのボタンを押したらスタートです。
ナビの画面はCS500の左横上のオレンジのCOOSPOロゴボタン(POWERボタン)で倍率が変更できるようになっているので非常に便利です。
ルートの途中で曲がる場合は下の写真のようにサインが出ます!
設定したゴール地点に到達すると、「Navigation Completed」になります!
日本の衛星QZSS(みちびき)に対応しているからなのか、かなり正確にルートを指示してくれるので、知らない場所へ行くときは非常に便利ですよ!
ライディング後はルートを保存
ライディング後はルートの保存をしましょう!これで、ルートはもちろん、ケイデンスやスピード、時間、心拍数など沢山のデータをスマホアプリ「COOSPO RIDE」と同期させることで、より詳細なデータが確認できます。
またこの保存したルートは、次回ルートナビのデータとして使えますので便利です。
COOSPO CS500を使ってみて
このCS500はCOOSPOのフラッグシップとなりますので、ナビ機能以外にもバックレーダー、電動コンポーネントとの接続にも対応しています。
自分の自転車が機械式コンポで、バックレーダーは持ち合わせていなかったので、テストはできませんでしたが、必要な機能は網羅しているのではないかと思います。
バックレーダーはこのようなグラフィックのようですね!
確かに後続車がどのような状態なのか、後ろを向かずに可視化できるのは冷静に考えても凄いですね。
電動コンポーネントと接続したグラフィックです。
フロントギア、リアギアの使用位置を数字と図形で表示、フロントおよびリアバッテリー、STIのバッテリー表示が可能なようです!
素晴らしい〜。
ナビ機能については、かなり正確なルート指示で迷うことなく到着できました。
改善して欲しいと思った点
1.タッチパネルになるとさらに操作性が上がると思う。
2.画面の解像度が上がると、もっと見やすくなると思う。(解像度はCS300のほうが高い)
3.ナビ機能にリルート機能を追加することは難しいのかな?。
4.日本語に対応しているのは良いが、カッコの悪いFONTが使用されており、和訳が少しおかしな表現になっている。FONTが明朝体で細く見ずらいのもマイナス!
5.夏季の気温表示が実際の気温と全然違う数値で表示される。
5.の気温の数値についてですが、これはCOOSPO のサイコンに限ったことではなく、あのガーミンでも同じ現象が起こるようで、温度表示がとんでもない数値を表示します。
晴れの日に走ると平気で40°以上の気温を表示します。
おそらくサイコン本体内部の温度センサーが、日光の照射で高温になるからで、秋冬は多分正常値に戻るのでは??
これだけの多機能なサイコンが約10000円で購入できるならかなりコスパは高いのではないかと思います。
確かにガーミンやブライトンなどのフラッグシップ機は、カラー液晶・タッチパネル・グループチャット機能などフル装備ですが、どこまで自分が必要としているか照らし合わせてみるといいかと思います。
ガーミンやブライトンなどのフラッグシップ機との価格帯が違うので、比較すること自体が少々ナンセンスかなと思いますが・・・。
カラー液晶、タッチパネル等の全部入りのサイコンが必要な方でなければ検討してみる余地は十分にある製品だと感じました。
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