
こんにちは「BICYCLE INFO」です
Drive40Dを装着してから、早くも1500kmを超えました!
走っていて足を止めた時の音がだいぶ大きくなってきた感じなので、これを機にクリーニングしてグリスアップしたみました。
基本、雨の日は走行しないのでそれほどでもと思っていましたが、意外にも結構汚れていました。
というか、「グリス少なっ!」という感じのほうが気になりました・・・。
ハブの分解は17mmのスパナと、ペグスパナ(薄めの鉄板)みたいなものがあれば簡単に分解できます。
ではDrive40Dのフリーハブクリーニング〜グリスアップ開始です!
4爪(4ポール)のハブですのでグリスにはこちらを使用しました。
爪部分以外はプレミアムグリスです
作業の邪魔になるものを外します
Drive40Dはこちらでレビューしています!
まずはホイールをフレームから外し、ディスクも油作業なので外したほうが安心ですね!
スプロケも外したほうが作業はしやすいですし、フリーボディーへのかじりとかも見ることができるのとクリーニングもしたかったので、私は外しました。

フリーハブの分解
Drive40DのフリーハブはDT-SWISSのように引っ張れば外れる仕組みとは少し違い、ドライブ側がスレッドになっているので、ディスク側にペグスパナのようなものを溝にかませて固定しドライブ側を緩めます。
まずはディスク側のスルーアクスルのカラーを抜きます。
ディスク側のカラーは手で引けば外れるますので簡単です。



顔を出した、この切り欠き(溝)にペグスパナのような薄い鉄板(なんでも良い)をかますことで共周りしないようにしてドライブ側を17mmのスパナで外します。
というか、グリス少なくないですか?
ドライブ側を17mmのスパナで回します
ここはおもいっきり締め付けてしまうとベアリングの回転に影響がでてしまうので、わずかな締め付けなので「クルっ」と簡単に回せます!


私はチェーンチェッカーでディスク側の溝を固定して回しました。
本当に軽く締まっているだけなので、戻す時も同じ程度で戻せるように感覚を覚えておくといいですよ!
ロックが外れると、あとはスレッドになっているので手で回してカラーを外します。
ドライブ側も「グリス少なっ!」やっぱレース用ということなのか・・・?


カラーが外れたら、あとはフリーボディーを引き抜くことができます!


1500kmほどなので、まだそれほど汚れが酷いというほどではありませんが、この位でクリーニングしてグリスアップしてあげると絶好調を維持できそうですよ!
シールドベアリングはセラミックで回転も問題なく超スムースに回ります。
1500km程度でゴリゴリするようなら問題だし、そうなったら打ち替えということになります。
一番奥に銀色のワッシャーが1枚入っているので、こちらも外してクリーニングします。
部品はこれだけ
フリーハブの部品はこれだけです。
爪の構造がDT-SWISSなどとは違っていて一番上に外れ止めのようなリングがはまっています。
よくあるのはこのリングが爪を開く役割をするのですが、Drive40Dの場合は爪を開くプレートが別に埋め込まれているのでこれも外します。
ピンセット引けば取れます。




それほど汚れていないといっても、まあまあ汚れてました!
シマノのプレミアムグリスっぽい緑色が見えますけど、プレミアムグリスじゃないですよね・・・?
フリーハブにプレミアムグリスだと固過ぎて抵抗になってしまうので、メーカーはどこでもいいですがフリーハブ用のグリスを使いたいですね。
各パーツのクリーニング
外した各パーツで金属製のものはパーツクリーナーで、ゴム系は布に染み込ませたパーツクリーナーで丁寧に拭き上げます。


う〜ん、綺麗って気持ち良いです!
グリスアップ
各パーツのクリーニングが終わったらグリスアップしていきましょう!
パーツが割と細かいので、シリンジ(注射器)にグリスを注入するとグリスアップしやすいです。

最初にグリスを適量塗り込み、爪を開かせるためのプレートを装着→爪を装着の順で行います。


受け側にも同じようにグリスアップ!

あとは逆の手順で同じように組んでいけば完成です。
4爪をハブに収める時、開いていると戻せないので紐などで一時的に縛って閉じさせて入り始めたら紐を抜いてあげればOKです!
グリスアップしてみた感想!
ラチェットタイプは乗ったことがないのでわかりませんが、爪タイプは足を止めた時の音が大きくなってきたらメンテナンス時期と思ったほうがよさそうです。
特にカン高い音は金属同士が触れ合うために出る音なので、グリス切れや汚れが原因の可能性が高いです。
フリーハブ分解時、全体的にグリスが少なめに感じたので少し多めに充填しました。
グリスの充填量で音の大きさが変わるのですが、入れすぎると「無音」になったりしますので注意です!
クリーニングしてグリスアップした結果、カン高い音がかなり小さくなり非常にスムースになりました。
1500km程度でこれですから、一度も開けたことがない方やグラベルなど水や埃の多いところを走る方は早めのメンテナンスが良いかと思います。

最初50gのボトルを購入しましたが、自分でメンテする方はこちらの方が全然使い易いですよ!