
こんにちは「BICYCLE INFO」です
タイヤをTLRにしてからまだパンクは1度だけ!
クリンチャーの時のパンク回数と比べると雲泥の差です。
TLRにしたことでパンクに対する不安感は激減しました。
しかもその1度のパンク時もシーラントだけでであっけなく止まりました。
ただシーラントは入れるスパンが長過ぎるとタイヤの中で乾燥してしまって、パンクしてもその穴を塞いでくれなくなります。
そんな時にエアーも入れてくれる緊急用シーラントがiRCの「ファストリスポーン」!
ライドするときは必ずパンク時のお守りとして携帯しています。
3000km以上TLRを使ってきてまだパンクは1度だけ、それもシーラントだけで塞がってしまったので未だに使用する機会はありませんが、大きさや特徴などご紹介したいと思います。

iRC ファストリスポーンについて
TLRにしてからは万一の時用にiRCの「ファストリスポーン」というパンク修理剤と粘着ゴムを穴に押し入れる修理キットを常時携帯しています。
TLR(チューブレスレディ)は乗用車のホイールとタイヤのようにリムとビードの密閉性が完璧ではないためシーラントを入れて密閉性を高め、万一のパンク時には空気圧でパンク穴から押し出されたシーラントが空気漏れを防いでくれるという優れものです。
空気の保持層もクリンチャーと比べて大きくなり、チューブが無いためリム打ちによるパンクがなくなり、低圧運用による乗り心地の改善など様々なメリットがあります。
ただホイールとタイヤの相性によってはビードが上がりずらい、シーラント管理をしなければならない等の手間があるのも事実ですが、個人的にメンテナンス系を面倒に思わないタイプなので、もうクリンチャーには戻れないという印象があります!
このホイールでは相性抜群でした!
タイヤはコチラ

iRC ファストリスポーンのスペック
iRCのファストリスポーン パンク修理剤は、簡単にいうと緊急用のシーラントとエアー(LPGガス系でCO2ではない)で同時修理が完了するという優れものです。
ただし空気圧は約4barほどの充填になるので、iRCのファストリスポーンで充填後に携帯ポンプなどで適正空気圧にするという使い方が基本です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 容量 | 50 mL |
| サイズ | 直径 約35 mm × 高さ 約106 mm |
| 対応バルブ | 仏式(Presta)バルブ専用 |
| シーラント成分 | 天然ゴムエマルジョン(ムース状) |
| ガス成分 | 圧縮ガス(LPG系または空気に類似) |
| 使用後の補充圧 | 携帯ポンプ等で適正圧まで必ず補充 |
| パンクサイズ | 穴が1 mm未満、裂傷には不向き |
iRCのファストリスポーンの重量・サイズ
実測で62.7gですからCO2ボンベを携帯するより軽量ですね!
かなりコンパクトでCYCPLUS AS2 Proと比べても下の画像の感じ。



使い方
使い方は極めて簡単で、パンクしたタイヤの空気を全て抜き、キャップの中のアダプターをバルブに刺しファストリスポーンをよく振り、音がしなくなるまで充填すれば完了!(この時バルブ位置は下にする)
バルブを下にすることで重力に逆らわずシーラントを入れることができます。シーラントはムース状ですがエアーより重いため、上向で充填してしまうと最悪シーラントを送り込めない事態になる可能性があるためです。
- 1タイヤの空気を全て抜く
- 2バルブ位置を下にする
- 3アダプターをバルブに装着

- 4ファストリスポーンをよく振る
- 5音がしなくなれば充填完了

- 6携帯ポンプなどで適正空気圧を入れる

裂傷のパンクの場合
iRCのファストリスポーンは「穴が1 mm未満、裂傷には不向き」とされているので、万一クギなどの刺しキズではなく裂傷パンクや穴が大きいパンク時は穴が塞げないことがありあそうなので、別にパンク修理キットもセットで携帯しています。
これはノリのついた棒状のゴムをパンク穴に押し込むもので、乗用車のパンク修理にも使用されたりするのと同じ原理です。


棒状のゴムを二つ折りでパンク穴にギチギチになるように差し込みます。
パンクした時点で穴の大きさから判断して大きれば、このパンク修理キットを使い、それでも止まらない時にiRCのファストリスポーンを注入するという方法が最終手段ですね!
これでもエア漏れが止まらず走行不可の時は私は諦めることにしています。(タクシーを呼ぶなど・・・、あまり考えないことにしています)
チューブを携帯して最悪はチューブを入れるという方も多いと思いますが、まずTLRを外すのも大変ですし、ホイールや自転車がシーラントまみれになるのも嫌ですし、外したタイヤのビードが手持ちのポンプで上がるのか?・・・というのもあります。(CO2なら上がると思いますが常時チューブとCO2ボンベを携帯するというのは結構重いし、スペースの問題もあります)
最終的には確率の問題になってしまいますが、上記方法でもエア漏れが止まらない裂傷パンク(特にサイドウォール)などは、裂傷の長さにもよりますがチューブを入れても、その裂け目からチューブがはみ出してすぐまたパンクしてしまうような・・・?
と考えてはいるものの、未だ上記方法を使う場面には運がいいのか至っていないので実際のところはわかりません。
実際にどうしようもない場面を経験すると考えも変わるのかもしれませんね・・・?!!
使わないで済むならそんな時は来なくてもいいのです。
お守りですから!





