こんにちは「BICYCLE INFO」です
OGK KABUTOのヘルメットのラインナップには、最初からシールドが付属しているタイプと、別売で後から装着できるヘルメットがあります。
私は視力は非常によく、遠くのものは非常によく見えますが、老眼がすすみ近くだけボヤけます。
自転車乗りの場合、近くが見えない老眼は最悪です。
そうなんです、サイコンが見えませんwww。
使い慣れてくると、サイコンの表示位置で検討はつくのですが、それでも「あれっ、この数値なんだ?」、「6それとも0もしくは9?」って時がよくあります。
自転車用のカッコいいサングラスはハイカーブ(球面のカーブがキツイ)のため、基本的に度を入れることができません。
サングラスメーカーの「SWANS」は、店舗に足を運べばオーダーで制作可能ですが、かなり高価です。
ですので、OGK KABUTOのヘルメット「Rezza2」は別売ですがシールドが取り付け可能なので、ミラータイプを購入してみましたので、使い心地をレビューしてみようと思います。
Rezza2用シールド ARS-3
OGK KABUTOのヘルメット「Rezza2」にはARS-3シールドもしくはAR-5シールドが取り付け可能です。
写真でもわかるようにシールドの上部についている3個のマグネットで装着するのですが、「Rezza2」には中央のマグネットはヘルメットに埋め込まれていますが、左右2個分のマグネットは埋め込まれていいないので、マグネットの付いたアタッチメントが別途必要になります。
シールド本体とアタッチメント
「Rezza2」にシールド(ARS-3、AR-5)を装着するにはマグネットが必要なため、「Rezza2」の左右に穴にアタッチメントを装着します。
最近のマグネットはネオジムマグネットといって非常に強力です。
こんなに小さいのに、シールドを近づけると勢いよく「パチン!」と貼りつきます。
最初は外れたりしないのかなと思っていましたが、心配無用でしたwww。
OGK KABUTOのヘルメット「Rezza2」のレビューについてはコチラ
ARS-3のシールドはブルーミラーを選択
OGK KABUTOのヘルメット「Rezza2」にはARS-3シールドか、AR-5シールドが取り付け可能です。
なぜ2種類あるのかですが、重量が違います。
OGK KABUTOが選手からの「もう少し軽くならない?」という意見をフィードバックしたようで、
AR-5シールド 39g(オートバイのシールドくらの厚みがあります)
ARS-3シールド 22g
15g以上軽くなっています。
今後はARS-3が主力になっていくようで、ラインナップもARS-3が多いですね!
シールドはカラーによって可視光線透過率が違います。
紫外線カット率はどれも99%以上ですので心配いりません。
可視光線透過率とは
レンズを透過する光の割合のことで、簡単に言うとレンズがどれくらいの量の光を通過させるかの数値です。
数値が低いほど光を通さず暗いカラー、数値が高いほど光を通す薄いカラーということになります。
カラー | 可視光線透過率 | 紫外線カット | 重量 |
クリア調光 | 22~88% | 99%以上 | 28g |
クリア | 92% | 99%以上 | 22g |
ピンクミラー | 88% | 99%以上 | 22g |
ブルーミラー | 54% | 99%以上 | 22g |
スモーク | 44% | 99%以上 | 22g |
ゴールドミラー | 25% | 99%以上 | 22g |
シルバーミラー | 20% | 99%以上 | 22g |
私の選んだのは「ブルーミラー」になりますから、可視光線透過率は54%になりますね。
シールド無しの場合を100%とすると、約半分の光を遮断してくれるわけです。
ちょっと薄くない?と思うかもしれませんが、ミラー加工がされているので、外からみるとほぼ目や眼鏡はみえません!
ヘルメットを被っている時は内側が暗いので、ミラーの効果が際立ち写真のように顔はほぼ見えません。
それでいて50%近くも光を遮断してくれる優れものです。
「シルバーミラー」になると可視光線透過率が20%ですから、快晴の昼間ならいいですが夕方や昼間でも長いトンネルに入ったりすると、個人差がありますが見えづらく感じるかなと思います。
かといって「クリア」で目が丸見えっていうのも自分的には恥ずかしいので、今回のブルーミラーは凄く理想に近かったわけです!
快晴の場合はこんな感じです。
ミラー加工って光の当たり具合で上の写真のようにピンクやイエローも入ってきますが、シールド自体は満遍なくブルーです。
使用方法
使用方法といってもマグネットにくっけるだけなのですが、購入前は「マグネットの位置を探すの面倒くさくないのかな?」と思っていましたが、マグネットがかなり強力なのでそんな心配は入りませんでした!
アバウトにマグネットに近づけるだけで、磁力で「パチン」と引き寄せられ、装着場所を手探りで探すなんて必要はありません。
磁力なので正確な位置にしか付きませんから、シールドを見当違いの場所に擦ってしまうような事もありません。
外して逆さまに取り付けることもできるので、ちょっと外したい時など便利です!
ミラーレンズを扱ったことがある方ならご存知だと思いますが、ミラー加工は非常にデリケートですので、間違っても素手やタオルなどでゴシゴシやってしまうとミラー加工は簡単に剥がれます。
注意書きにもしっかり書いてあるので注意しましょう!
汚れたら、水で流し付属のシールドケースで拭きましょう!
長時間、濡らしたままとかはミラー加工にダメージを与えていますので、洗ってもテイッシュなどで擦らず水分だけ押し拭きし、その後付属のシールドケースなどで拭きましょう(それもやさしくです!)
汗が流れたりすると油分も含んでますので、水だけでは洗えないこともあります。
私の場合、そんな時は中性洗剤でやさしく洗い、ティッシュで擦らずに水分除去、取れたらシールドケースやメガネ拭きなので優しく拭き、しっかり乾燥させてます。
amazonのレビューに「ミラー加工が弱い」などと書かれていますが、ミラー加工って本当にデリケートなんです。
扱いに慣れていないかたや、「シールド拭くだけなのにそんな神経使ってたら疲れる」と言う場合は、ミラータイプは選択しないほうがいいですよ!
私は自信あるので、ミラーを選択です。
眼鏡がシールドに当たらない?
シールドと眼鏡は結構距離があるので、大抵の眼鏡なら問題ないですよ!
個性的なタイプで大柄なフレームだと当たることもあり得るかな・・・。
私はZoffのこんな眼鏡ですが、全く問題ありません。
実際に使用してみて!
ARS-3シールドはかなり左右まで回り込んでますので、「歪みがある」というレビューを散見しますが、
正直、歪みは全く感じませんでした。(度が入っているわけではないので歪まないと思うんですけど・・・)
止まって、目だけで左右を見る動作をしても全く感じませんでしたよ!
感想としては、あまりにも快適で取り外しも簡単。
冒頭にもお話ししましたが、老眼が進行している自分には、サイコンがハッキリ見えるのは感動的でした。
メリット
・眼鏡している方には抜群に便利
・度入りのサングラスより全然お手軽
・サイコンがハッキリ見える!
デメリット
・鼻が痒い時、鼻先までしか拭けない
・サングラスのスタイルが好きな方
私も、サングラスがカッコいいと思っているタイプなのですが、そこに眼をつぶってもサイコンがよく見える方の快適さに軍配が上がります。
サングラスに度入れすると、非常に高額になりますので、しばらくコチラでいきたいと思います。
SWANSではハイカーブの度付きサングラスが制作可能ですが、度付きなため左右の端にいくほど歪みを感じる場合があるそうです。(他のメーカーでは「できません」と断られます)
SWANSの路面店でテストもできるそうなので、どうしてもサングラスに度入れしてみたい方はトライしてみてください。