
こんにちは「BICYCLE INFO」です
当たり前ですけど、ビンディングシューズのサイズや素材選びって凄く重要ですね!
私は足の甲が非常に高くビンディングシューズではなく通常のシューズでもサイズ合わせが大変です。
最初はシマノのRC1というエントリーモデルのビンディングシューズを購入したのですが、このRC1は3本バックルのベルクロです。
ソールも「グラスファイバー強化ナイロン製」名前だけ聞くと凄そうですけど、エントリーモデルというだけあってRC-702のカーボン製ソールとは比べ物にならないくらい柔らかいです。
ソール素材ってやみくもに固くすれば良いというものではなく、目的に応じて選択するのがいいですね!
通勤や週末サイクリングなどでいきなりカーボンソールにしたりすると足が痛くなったり逆に疲れたりするみたいですね。
私の場合、足の甲が高過ぎてRC1じゃないと合わすことができなかったという理由も大きいのですが・・・。
今回はシマノのRC-702(2個のBOAダイヤル)を購入してみたので、RC1との違いについてお話しします。
現在はRC-703という新型に変更してますのでRC-702は在庫限りです
新型のRC-703はフルリニューアルではなかったので私はRC-702
RC1を最初に購入した理由
私が最初に購入したビンディングシューズがRC1だったのかですが、それは私の足が非常に特殊で「足の甲が高過ぎ」なんです・・・。(泣)
なので普段のシューズ選びも本当に大変です。
スニーカーでも3サイズくらいアップしたものを履いていましたし、革靴になるとちょっと足入れするのも無理なシューズも沢山あるのです。甲が高過ぎてつま先まで入らない状態なんです!
ねっ、甲が高過ぎでしょ!
言葉だけでは説得力がないので、参考なればと写真を撮りましたのでご覧ください!
私の足を大袈裟に加工したものではなく、全くの別人男性でサイズはほぼ同じです(ちなみに自転車乗ってませんが・・・)


大袈裟に丸めたりもしてませんので、いかに甲が高いかがわかると思います。
そのうえ幅も結構あります。

こんな状態なので、BOAダイヤルが1個で全部の締め付けを調整するというRC-502では全く無理でした。
シマノは「WIDE」のラインナップもあるので、本来なら選択肢はこれだったのですが、試し履きをしたお店にWIDEがなく、ノーマルRC1の42を履いたのですが第一印象「ん?、これならいけるかも」といってもつま先は結構余っていますが・・・・。
ノースウェイブにも「WIDE」のラインナップがあったので履いてみましたが、シマノのノーマルRC1の42のほうがしっくりきたので、つま先の余り具合には目をつむり購入〜!
しかし1年でさようなら〜
人工皮革ってほとんど伸びないのかと思っていましたが、結構伸びるんですね!
甲が高いので2個目と3個目のバックルがベルクロは届くけどもう少し重ねたい・・・という感じでしたが半年くらいで十分ベルクロが噛み合う様になりました。
でも、つま先が破けたり結構やれてきたのでBOAダイヤルが2個のRC-702に買い換えることに!



RC-702の試し履き〜購入!
RC1の「グラスファイバー強化ナイロン製」ソールも動かしているうちに結構柔らかくなるのか、最近クリートをハメる時の音が以前は「パチン」と大きな音がしていて「ハマった」感覚が音でも感じ取れたのですが、最近は「あれっ?今ハマったかな?」的な感じも多くなってきていました。
あと母指球のあたりでしっかり踏めてる感覚が無くなってきたというのも交換理由の1つです。
本来ならRC-5でも良かったのですが、RC-5はBOAダイヤルが1個で全部を締め付け調整するタイプ!
冒頭でも説明したように、このタイプは私の足の甲じゃ無理。
そこでRC-702!(現在はRC703にマイナーチェンジしています)
これなら足首と甲〜つま先を2個のBOAダイヤルで調整可能、今度はしっかり「WIDE」も試し履きしてみることに。

WIDEタイプでワンサイズダウンを実現
WIDEタイプでワンサイズダウンを実現できました!これ私にしてみると非常に大きなことでかなり足全体にフィットさせることができ、教科書通り母指球と小指球を結ぶ線あたりにペダルのスピンドルをもっていくことができそうです!



WIDEにしたことでアッパーのサイズにも少し余裕が出きたのか、41Eサイズのサイズダウンに成功!
ベルクロだと微調整するのが結構面倒ですが、BOAダイヤルなら簡単過ぎ〜!
本当に履き替えて良かった〜
両足履いて、その場で足踏み・・・・。「硬っ〜!」カーボンソールの硬さにちょっと不安を残しながらも購入!
SURROUND WRAP UPPERが良い
SURROUND WRAP UPPER(サラウンド・ラップ・アッパー)と呼ばれるシマノ独自の足を包み込むような締め付け調整方法なのですが、これが私の足には非常に優しい!
包み込む様にフィットさせるので、通常シューズのようなタンの部分はありません。

BOAダイヤルも良い
今までベルクロだったので少し緩い時の調整がいちいち大変でした!
その点BOAダイヤルは良いですね〜、自転車乗りながらでも締めれる。
唯一マイナスポイントを挙げるとすれば、BOAダイヤルはラチェットのノッチで締めているので、「あっ、締め過ぎたから少し緩める」が一度フリーにしないとできないことですかね。



カーボンソール
RC1は「グラスファイバー強化ナイロン製」、RC-702は「カーボン製」とソールの材質が違います。
ソール剛性はRC1の6→RC-702の10に変わっているので非常に硬くなった印象です。
カーボンプレート部分が手でしならせようとしても、しなりませんね!
ソール剛性 | ソール素材 | |
RC1 | 6 | ナイロン |
RC-702 | 10 | カーボン |
RC-903 | 12(MAX) | カーボン |


想像以上に硬いです!!
ちょっとびっくり・・・。
インソールも全然違う
RC1は普通のスニーカーに入っているインソールに毛が生えた程度の立体感の整形で厚みは全て同じですが、RC702は深いヒールカップもしっかりと造形され、土踏まず部分や母指球と小指球の間の盛り上がり等、全然違います。




蒸れや悪天候走行時の水の排出穴など、価格が違うとは言え全然違いますね!




RC-702の重量
私ごときではシューズの重量の差はわからないわけですが、一応ご紹介!
RC1と比べると若干重いですが、装備を考えれば凄いことかな!


約5gしか変わらない!個体差レベルですね。
クリート装着と試走した感想
クリートは青クリートを好んで使用しています。
黄色だと回転し過ぎて、シューズがクランクに触れたりします。
青クリートはピポットがクリート前部なので振り幅は左右合わせて2mmですが、テコの原理で外しやすく感じておりお気に入りです。
まずはどセンターに装着で試走してみます。
メモリが白で書かれているので非常にセッテイングしやすいですね!(クリート汚くてすみません。そろそろ交換します)
トルク管理するなら、規定トルクは5~6Nmです!(手トルクにするにしても一度トルクレンチで締めて確認してみるといいですよ!5~6Nmって結構締めます)



どセンターですが、まだ違和感は感じないのでもう少しこのセッテイングで走ってみようと思います。
RC-702で感じたところ
・ソールの剛性が高いので心配していたが、むしろ高剛性のためペダルとの一体感を強く感じます!(パワーロスの無い感じは感じ取れるレベルです)
・高剛性なので、クリート嵌める時に毎回「パチン」と気持ち良い音がする◎
・BOAダイヤルが圧倒的に使いやすい
RC-702のデメリットに感じたこと
・ヒール交換ができない
・BOAダイヤルがフリーにしないで少し緩められたら良いな〜!(機構的に無理か?)
超甲高なタイプの足でもサイズダウンしてジャストを履けたことの満足度は非常に高い!
WIDEタイプと、2個のBOAダイヤルの恩恵がダイレクトに影響している印象です。
私のような足のタイプの方でも是非試してみて欲しいビンディングシューズです!