
こんにちは「BICYCLE INFO」です
今までULTEGRAのSM-RT800の160mmを前後に装着していましたが、最近、ダンシングで左に振った時や、ゆっくり左に小回りするとフロントブレーキが鳴くようになってしまいました。
ブレーキパッドやキャリパーの調整で修正できたかもしれませんが、セカンドオーナーとしてパーツ履歴を自分の中で把握したかったので、思い切って現行ULTEGRAのRT-CL800に変更してみることにしました。
RT-CL800は今まで装着していたSM-RT800より軽量化され横風対策でフィンも小ぶりとなりました。
リアブレーキローターを160mmから140mmにすることにも興味があったし、軽量化にもつながるということで、今回はULTEGRAのRT-CL800でフロント160mm、リア140mmに交換することにしてみたので、そのレビューについてお話しします。
もちろんブレーキの当たりが変わるので、ブレーキパッドも新品に交換しました!
結論から言ってしまうと、キャリパー周りがスッキリして、かなりいいフィーリングとなりました。
SM-RT800から厚みを計測
今まで装着されていたULTEGRAのSM-RT800(以下 SM-RT800)は前後160mm。
冒頭でも書きましたが、ダンシングで左に振った時や、ゆっくり左に小回りするとフロントブレーキが鳴くようになってきたので、見た目はそれほど薄くなってる感じはありませんが、RT-CL800に交換することにしました!


パッドが当たらない一番外周とくらべると、センターあたりは結構減っているのがわかります。
シマノのローターは放熱性を考え3層になっており、アルミをステンレスでサンドイッチにする構造ですが、摩耗限界を超えるとセンターのアルミが出てきてしまうらしいのですが、まだそこまでは摩耗していませんね!
厚みの計測にはやはりマイクロメーターを使用して計測しています。(相当昔からの愛用品ですが、日本製で精度は抜群ですね)
ノギスだとスポットでの厚みが計測できませんのでご注意を!ノギスだと使用されていない一番外周が計測されてしまい、実際の厚みが計測できないんです。

SM-RT800の残厚
シマノローターの摩耗限界は1.5mmまで。
新品は1.8mmということなので0.3mmの摩耗で交換ということになります。

まだ約1.67mmありますので、まだ全然使えますね!
上の写真でもわかるように、フィンの裏表も結構やれてきてるので、自分で判断できる履歴に戻す意味も含めてブレーキパッドと共にRT-CL800に交換します。
RT-CL800ははこんな感じで到着
やはり一番安いamazonで購入!
RT-CL800は両サイズ共にシマノのしっかりとした箱に入って到着。
ローターのロックリングは内セレーションと外セレーションを購入時に選べるようになっていますが、私は内せレーションを選択。
外セレーションだとツールをロックリングの外側の凸凹に引っ掛けて回すので、アルマイトが剥げて車体に装着後も見えるようになってしまうので・・・。
それから、トルクレンチも使えないし・・・(あのツール、トルクレンチ使えるとは思えないんだよな〜?)


新品RT-CL800の前後の厚み
パッケージにはどこにも新品時の厚みの記載はないのですが、WEB検索すると新品時は1.8mmということらしいですね。(1.8mmもないという方も多々いるようですが・・・?)
ということで実測!


おいおい、前後とも1.8mmもありませんが?
新品で前後共に1.73mmですね!
大抵は計り方の差や個体差(製造誤差)が出るもんなんですが、前後共に同じ値ってことは、新品時の1.8mmというのも本当なのかという感じもしますね?
まっ、あまり気にしていないのでOKですけど。
RT-CL800の前後の重量
リアを140mmにすることで多少は軽量化できるわけですが、新型になりフィンの小型化などもいれるとどの位の軽量化になっているのでしょうか?
まずは、旧型のSM-RT800(160mm)の計測です。(使用後ですので、新品時よりは摩耗した分多少軽いかもしれませんね)
SM-RT800(160mm)約123g(ロックリング無し)

RT-CL800(160mm)約110g(ロックリング無し)

RT-CL800(140mm)約94g(ロックリング無し)

ロックリング


ロックリングも旧型のSM-RT800はスチール製で、新型RT-CL800はアルミ製のロックリングに変更になっており、重量も半分以下になっています(共に緩み止めワッシャー重量含む)
SM-RT800(160mm)前後
ローター 123g×2(前後)+ ロックリング 16g×2
前後で約278g
RT-CL800(160mm+140mm)
160mmローター 110g + 140mmローター 94g
ロックリング 8g×2
前後で約220gですので58gの軽量化
単純にリアローターの小径化で、前後で58gの軽量化です!
以外に大きな数値になりました。
でもこれだけではないんですね〜!
さらに取り外すパーツも含めると・・・!
通常はリアのローターを160mm→140mm化にする場合、リアキャリパーの土台(アダプター)を取り外すことで140mm化することができます。
140mmにする場合はキャリパーを固定するボルトの銀色のワッシャーも外してくださいね。これが付いていると、ボルトの脱落防止ピンを挿せませんので!
ですので、その土台(アダプター)+取り付けビス&ワッシャーが必要なくなるわけですから、さらに軽量化となります。
リアクトの場合は冷却用のフィンが土台(アダプター)についているため、アダプター自体が重いのです!
レースなどで下りを多用するのなら、このような冷却フィンも役に立つのかもしれませんが、私のようなホビーライダーには全く不要ですね。

ローター以外に約29gも軽量化できるのです!
リアのローターを140mmに交換するだけでなんと約87gも軽量化できるのです

フィンが無くなりスムージングされたキャリパー周り!
掃除もしやすくなりGOOD!
ブレーキパッド交換はこちらご紹介しています
前後ブレーキローターを変更した結果!
状況にもよりますが、ブレーキはフロントをメインで使いますからフロントブレーキは安全を担保するためにも外径は変えずに160mm、リアはフロントよりかけ方の割合が低いので140mmでも問題ないわけで、気にしてみると結構な割合で140mmを装着しているバイクがあります。




ローターを交換したら、ブレーキパッドも交換しましょう!
今までの減り方のまま新しいローターに換えてしまうと、一部だけしかパッドで挟めなかったり本来の性能を発揮できなくなりますので!
ローターとブレーキパッド両方交換したので、最初の数十キロは当たりがでていないのでシッカリ止まってくません。
新品同士がケンカしているような感じですかね。
数十キロも走るとすぐに馴染んでバッチリ止まってくれるようになるので心配いりません。
リアの140mm
160mmの時と比べて、同じストッピングパワーにするには、わずかにSTIレバーを握る力が増えたかもしれません・・・。
正直、この差は僅かなので不都合なことは一切なく”良く止まります”。
おまけに軽量化にも貢献でき、自分的には申し分のない選択となりました。

明らかにリアが小さくなっているのがわかりますよね!
全く形は同じですが2000円ほどプラスするとDURAACEが手に入ります。DURAACEはフィンが黒で締まった感じになるんです。
公称重量も全く同じで、フィンに黒い放熱塗装がされているだけの違いのようです。
私が装着したのはアルテグラのRT-CL800で、「消耗品だし、重量も変わらないし・・・」という理由でアルテグラのRT-CL800にしちゃいました。
軽量化したくて、ローターも交換時期の方がいれば是非お試しいただきたいカスタムですよ!
こちらDURAACE(黒のほうが締まりますな〜)
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