こんにちは「BICYCLE INFO」です
スプロケットは金属の塊のようなものなので、グレードが低いと結構重量があります。
DURA-ACEは別格で価格もULTEGRAと比較して3倍以上になります。
素材にもチタンが使用されていたり、カセットの最適化レベルが世界一の商品ですのですので当然といえば当然ですね。
では、105とULTEGRAに関して交換するとどんな違いがあるのでしょうか?
価格差も数千円ですので、今回は105スプロケットをULTEGRA(CS-R8000)に交換してみましたが、違いがわかるのでしょうか・・・?
ちなみに歯数は11-30Tでの検証になります。
ULTEGRAスプロケットと105
私のリアクト4000にはデフォルトでクランク以外は105仕様になっていましたが、ロックリング部分のメンテナンス不良でトップだけ歯飛びするようになり、原因がわからずもう一つ105を購入しています。
調べていくと、ロックリングとトップギアの間に挟むアルミ製の薄い緩み止めワッシャが切れていて、トップギアにはみ出していたことで歯飛びでしていました!
その時点で105ではなくてULTEGRA(CS-R8000)にしておけばよかったのですが、まだ他が105仕様のままだったので「105でいいか〜!」と簡単に決めてしまったのですが、リアクト4000の軽量化を目指すのならULTEGRAにしておけばと少し後悔・・・。
ULTEGRAと105は何が違う?
ULTEGRA(CS-R8000)と105の大きな違いは、スプロケットの質感が全然違います。
CS-R8000(ULTEGRA) | ・より高品質なニッケルコーティング。 ・マットな表面仕上げで、耐摩耗性と耐腐食性がさらに向上。 ・カーボンアーム使用で軽量化 | 11-30T 269g(公称値) |
CS-R7000(105) | ・スプロケット全体にニッケルメッキ処理。 ・表面にメッキの光沢感がある。 ・耐腐食性に優れており、耐久性が高い。 | 11-30T 304g(公称値) |
ULTEGRA(CS-R8000)と105の違いで最もわかりやすいのが、スプロケットの質感です。
105はビカビカに光沢のあるニッケルメッキされていますが、ULTEGRA(CS-R8000)は105と比べてマットな仕上げで高級感があるのです。
すみません写真がうまく撮れていないので、違いがわかりずらいのですが、パッと見でわかるほど質感には違いがあります。
カーボンアームで軽量化
19-21のギアは105では分割されスペーサーで繋ぎますが、ULTEGRA(CS-R8000)の場合はスパイダーアームで連結されており材質がカーボン製で軽量化されています。
これで約10gほどは軽量に仕上がっていますね!
ロックリングも材質に違い
ULTEGRA(CS-R8000)のロックリングはアルミ製、105はスチール製なのでここでも軽量化に貢献。
小さな部品になりますが、シマノさん凄いですね!
私から言わせていただくと、見た目の質感がアルミ製とスチール製は全然違います。
105は「品名」「規定トルク値」などが書かれた部分は、おそらく薄いアルミプレートに塗装されたものがロックリングに貼り付けられていると思うのですが、ロックリングの取り外しを何度も行うと擦れて文字が薄くなってきてしまうんですね!
「そんなこと機能に関係ないし、誰も見ね〜よ!」というお言葉をいただきそうですが、そこは私の自己満足ということでご了解いただければと思います・・・。
全体の重量比較
ULTEGRA(CS-R8000)と105の重量の違いは数十グラムですが、DURA-ACEは材質にチタンやカーボンを多用しているのでさらに軽量になります。
なのでプロやレーサー、ガチ系ではない私のような一般ライダーにすればULTEGRAはトップグレードかと・・・。
全体で見ると30g弱の軽量化となりました。
105からULTEGRAにしてみた感想
正直なところ、105からULTEGRAにしてもライドした場合の変化は期待していませんでした。
105とギアの形状を比べてみましたが、違いは感じられませんでしたし、ホイールの外周部なら数十グラムでも違いが出そうですが、中心部となると私のようなレベルでは感じ取ることはできないと最初から考えていたからです。
そして結果もその通り・・・(泣)
じゃ、何故変えたのか?
それは見た目と、コンポの統一にこだわったからですね!
一番大きいのは「見た目」です。
このマットな感じがものすごく高級感があって好きなんです!(完全な自己満足ですね・・・)
交換後の変化について追記
・ライド中の音がかなり静かになっていることに気づきました。少し低めの心地よい音に変わっています。おそらくスプロケットの表面処理の違いかと。
もちろん、スプロケットの締め付けトルクやスルーアクスルの締め方でも変化するので、CS-R8000に交換したからだとは断言はできませんが…。
数日CS-R8000に変更し乗ってみて気づいたことの追記です。
趣味の自転車で少しずつカスタムしていくことって凄く楽しいです。レースやガチではないけれどこういう楽しみ方があってもいいと私は思っています。
でも最近ブルベには挑戦したい気持ちが沸々と・・・!
まだフルULTRGA仕様にするには、STIやキャリパーなどありますが、ドライブ系はとりあえずULTRGA仕様にすることができました!
リアクトの計量は100g単位では変わっていないので今回は見送ります。
でも既に7kg台に突入しているのでコレからが楽しみです!