こんにちは「BICYCLE INFO」です
自転車のタイヤ交換をするタイミングは何を目安にしていますか?
頻繁に乗られる方は走行距離で判断しても問題ないと思いますが、あまり頻繁には乗らない方の場合は別です。
タイヤは空気に触れ紫外線を浴びることで、劣化してタイヤのゴムが硬化しヒビ割れや亀裂が生じてきます。
ですので、乗る頻度が高くない方は走行距離ではなくて新品を装着してからの経過時間を目安にしないと、今回ご紹介するような状態になります。
この状態では、いつ何が起こるかわからない危険な状態ですので、早急にタイヤ交換をおすすめします。
最近、朝のトレーニングで20kmほどほぼ毎日乗るようになったので、空気圧を兼ねたタイヤチェックは欠かせません。
乗らない期間も長かったので、さすがにタイヤの硬化も進み、ヒビ割れが危険なレベルになっていましたので、今日は交換方法も含め、交換時期についてもご紹介いたします。
タイヤ交換は距離だけで判断するのは危険です!
このブログで2回目のタイヤ交換として紹介しています。
2回目の交換から1年ほど経過してからの記事アップでしたので、今回は前回の交換から3年ほど時間が経過しています。
実走は2000kmくらいなので、短いスパンで乗っていれば減り具合的にはまだ走れる状態だと思います。
交換目安は、状況により変わりますが走行距離なら3000kmくらいではないでしょうか。
最近、朝トレを始めたのでほぼ毎日乗るのですが、前回タイヤ交換した時は、1ヶ月に1度くらいしか乗らなかったので、時間ばかり経過して実走したのは2000kmくらいで今回のタイヤ交換に至りました。
走行距離が短くても、タイヤ交換をしてからの期間が長い場合は交換が必要です。
ゴム製品は時間と共に劣化し、硬化してヒビ割れを起こします。
硬化したタイヤは、思わぬ事故に繋がりますのでまめにチェックして、症状がある時は走行距離にかかわらず交換しましょう。
交換期間(時間)の目安としては、ママチャリタイヤでも3年が限界ですので、ロードバイクやMTBなどで快適かつ安全に乗れるのはもっと短いと考えた方が良いですよ!
私は3年経っての交換でしたので、遅すぎます!
あとは紫外線も大きく影響します。
私は完全室内保管でしたが、リビングのラックに吊り下げていたので紫外線は浴びまくりでした。
それを教訓に今は紫外線防止フィルムをリビングの窓全面に貼ったので、紫外線対策はバッチリです。
ヒビどころか、亀裂的なところも散見し、危険だったので交換の運びとなりました。
ちょくちょく乗り始めると、重要保安部品は気になるので頻繁にチェックしますよね。
本来はタイヤ交換が先のはずでしたが、ブレーキシューも酷い事になっているのを発見し、先にそちらを交換しました。
こうなる前に交換しましょう〜!
危なかった〜!気づいて良かった。
新品のパナレーサー クローザープラス
パナレーサーだけで、今回で前後セット3回目のタイヤ交換になります。
正確には1回目がパナレーサー クローザー → 2回目はリニューアルしたパナレーサー クローザープラス → そして今回も同じタイヤになります。
最初はクローザーで、耐貫通パンクベルト「PRベルト」などが新しく装備されて、クローザープラスとなったんですね!
なぜ他のブランドのタイヤに変えないのか?ですが、私のバイクが26インチのため選択肢がほぼ無いというのも理由の一つなのですが、そもそもバイクを「軽量化したい」というところからスタートしているので、これだけ軽量なタイヤは他にないのです。
ただ軽いだけで、グリップしないとか、すぐ減るとか、ノイズがうるさいというのであれば、多少重くても別のタイヤを選ぶかもしれませんが、このパナレーサー クローザープラスは軽量というだけではなくて非常に快適なのです。
2回目の交換の時と比べてさらにバージョンアップしたのか、パッケージも簡素なものからしっかりとしたボックスタイプに変更されています。
205gですね!これより軽いタイヤはこの価格では存在しません。
ロゴ部分に保護テープが貼られているので、忘れずに剥がしましょう!
タイヤ交換開始!
タイヤ交換も簡単なので自分でやってしまった方が良いです。
パンクした時も、自転車屋さんに行かないで自分で対処できますので、覚えておくと何かと便利ですね!
空気を抜く
まずは、空気を抜きましょう。
ロードバイクや、MTBは簡単にホイールごと外れますが、ママチャリなどは部品も沢山あって面倒なので自転車屋さんに任せましょう!
カゴとかスタンドとか外すものが沢山あるので、ママチャリはちょっと面倒!
ビードの固着を剥がす
長い間タイヤ交換をしたことがないと、ホイールとビード(ホイールに接しているところ)が固着している時があるので、写真のように指で押して剥がしてあげましょう。
タイヤレバーでホイールからタイヤを外す
このパナレーサー クローザープラスはアラミドビードと言って、化学繊維でできていますが、ワイヤービードと言ってホイールの外周にワイヤーが入っているタイプのタイヤもあります。
どちらのタイプもタイヤレバーは必要ですので、1つ持っていると便利です。
チューブを挟まないように、タイヤレバーでテコの原理を使ってホイールから外します。
すみません、タイヤレバーを使っている写真を撮り忘れてしまいました。
私のアラミドビードタイプなら、1箇所外れてしまえばあとは、指を突っ込んで外せます。
片側のビードが外せたら、チューブを引っ張り出します
片側だけビートを外すと隙間ができるので、そこからチューブを引っ張り出します。
チューブとタイヤも固着している時があるので、ゆっくりと引き出してください。
リムテープに異常がないか一応確認
ホイールからチューブを保護するために、リムテープというビニール製品がホイールに巻かれていますので、異物などがないか一応チェックしておきます。
あとは逆の手順でタイヤを取り付けます
難しいところはないので、ロードバイクやMTBなら自分でチャチャッとやってしまいましょう!
ポイント1点、チューブをタイヤレバーで挟まないように注意すること。
挟んでしまうと即パンクですので!
タイヤのバルブ位置はどうする?
自動車のタイヤ交換をする場合、交換後にタイヤのバランス調整をするのですが、その際うまくバランスが取れるように、バルブとタイヤーを合わせるマークがタイヤにペイントされています。
自転車は自動車ほど高速で走ることがないため、バルブ位置の決まりはないので、タイヤとチューブの位置は自由です。
ロードやMTBに乗られている方はご存知だと思いますが、「決まってないけど、こうしとけば!?」的な位置があるのです。
それは写真のように、タイヤに書かれたロゴとバルブの位置を合わせます。
その際、ロゴは進行方向右側に来るようにセッテイングするのが、この業界の常識のようです!
今度気になったら他の自転車を見てみてください。
不思議なくらい、このポジションになっている事に気づくと思います。
理由としては、見た目の問題と、実用的な部分ではパンクの位置を覚えやすいので、パンク時の異物発見に役立つということはあるみたいです。
でも確かに、この位置がバランスが良いかと思いますね(笑)
エアーを入れれば完了!
家でのチューブ交換なら、通常のハンドポンプでもいいと思います。
しかしパンク修理や交換となると、やはり携帯できるポンプに頼らざるを得ません。
CO2ボンベも早くて便利です!
今は、充電式の電動ポンプもラインナップされています。しかもコンパクトさには驚きます!
CO2ボンベより軽くてコンパクトなんて信じられます!!??
交換前と交換後の比較
このパナレーサー クローザープラスは完全にスリックタイヤですので、溝は1本も入っていません。
ヒビ割れや亀裂はわかりますが、摩耗については目安がないので非常にわかりづらいです。
まずはヒビ割れから比較!
右が交換前で、左が新品。
交換前は完全にヒビ割れですが、新品はキレイですね〜。
ちょっとブツブツ見えるのはヒビ割れではなくて、スリックタイヤの特性上のパターンですので、お間違いなく。
摩耗度合いについてですが、上から見たタイヤのカーブでわかると思います。
が交換前で左が新品です。
山のトンガリ具合が全然違いますよね。
交換前はま〜るくなっているのがわかると思います。
この時点で走行距離は2000kmほどなので、摩耗の度合いだけで見ればもう少しは走れると思いますが、やはりタイヤの硬化によるヒビ割れ、亀裂が危険過ぎます。
まとめ
パナレーサー クローザープラスですが、新品に交換した乗り味の変化したところをまとめました!
・「こんなスムース」だったっけと感じる!(クイックになった)
・タイヤが硬化していて、うまく路面のショックを吸収できていなかったのでガツンガツンしてたが、交換後はタイヤがショックをうまく吸収してくれるので乗り心地が格段に良くなった!
・走り出すとタイヤのRが丸まっていたものから鋭角に変わったため、面で乗っていたのが線で乗っている感じで、転がり抵抗が減ったからだと思うがスピードが出る!
・ロードノイズが凄く静かになった。
タイヤを新品にするだけで、体感できる良いことが沢山ありますね。
ヒビ割れや亀裂があるタイヤはいつ何が起こるかわからないという、不安感もなくなります。
自転車のタイヤ交換目安は距離だけで判断するのは危険なので、定期的なチェックを心がけましょう!