こんにちは「BICYCLE INFO」です
本当だったら今頃はカーボンのロードバイクに乗っている予定だったが、長く生きてるとそう上手く予定通りにいかない事が頻繁に起きるようになりますね。
そんなわけで、もう10年以上もCannondale(キャノンデール)のMTBににスリックを履かせて乗っています。
それほど乗る頻度が無く、部屋置きで見た目は新品のようなツヤのCannondale(キャノンデール)ですが、ここ数ヶ月前から朝のトレーニングで自転車で20kmほど走っているのでタイヤがそろそろ限界で交換時期に達していました。
タイヤ交換も完了しました!
ブレーキはSHIMANOのXTR(BR-M970)に交換していて、2度ほどシュー交換もしていたのですが先日ブレーキング時に「ギャギャー」なんて音がするようになったので、チェックしてみるとブレーキシューが凄い状態でびっくりしました!
急いで注文して交換したので、今日はその状況をご紹介します!
重要保安部品ですので、メンテナンスを怠ると結構怖いです!
シビアコンディション(ドライ用)S70C
シビアコンディション(ウエット用)M70CT4
どんな状態だったのか!
正直ブレーキが効いていない感覚は無かったので、ブレーキシューはまだ大丈夫だと思っていました。
ただ、以前のようにブレーキを効かすには、レバーの握りしろが増えた感じはしましたが、ワイヤーの伸びかな・・・程度でした?
異音がして始めてマジマジとチェックしたのですが、なんと!
ブレーキシューがガタガタしちゃってます!厚みはまだ残っていますがおそらく経年変化で硬化したブレーキシューがボロボロと欠けてきてるのでしょう!
写真は後輪ですが、前輪も同じ状態でした!
ちょっと危険過ぎだな!
XTR(BR-M970)のブレーキシューを前後交換します
同じ形状なので、自分の走る状況に合わせて選択してください。
S70Cはドライ用なので雨が降っていなければ抜群の制動力です。
M70CT4は雨天用ということではありません、どちからというと全天候型のような感じです。
シビアコンディション(ドライ用)S70C
シビアコンディション(ウエット用)M70CT4
私のXTRはBR-M970というタイプなのですが、これが最終XTRのVブレーキのようです。
レバーや、本体の随所にベアリングが入っているので、さすがXTR、半端なくスムースに可動しますね。
しかしブレーキシューがこれでは、本末転倒です。
ワイヤーをフリーにします
写真のようにVブレーキを手で狭めることで、バナナとワイヤーがブレーキから外れてフリーになります。
ブレーキシューのついている六角ボルトを緩めます
全然、難しいところはないので自分でやってしまった方が工賃がお得です!
この六角ボルトも簡単に緩みますので、特に専用工具も必要ありません。
このXTRはBR-M970は細かな調整ができるように、ビスが沢山ついてますので片側づつ交換しましょう!
もし、順番がわからなくなっても反対側を見ればわかりますので。
外れたブレーキシュー
凄い状態で、平気で乗っていたのを思い出すと怖いですね!
ガタガタでボロボロ・・・・。
思えば、おそらく3年は交換していなかったと思うので、完全に硬化しています。
もはやゴムの感覚はなく、硬いプラスティックを触っているような感じです。
このままでは、ホイールへの攻撃性も相当なものになるので、こうなっては使い物にはなりません。
DEOREシリーズはカートリッジタイプのため交換はシューのみ
アルミの本体にシューがスライドして入っていますので、これを引き抜いて新品のブレーキシューと交換するのですが、走行中ブレーキシューが抜けないようにストッパーピンが1本刺さっているので、ペンチのようなもので引き抜いてください。
そんな硬いものではありませんが、指で引き抜くのは無理だと思います。
ブレーキシューをスライドさせて引き抜きます
個体差があるのですが、私のは前後2個ともに簡単にスライドできませんでした。
長い間に固着してると思うので、一度動き始めるとあとは割と簡単に引き抜けますが、なかなか抜けない時は写真のような工具で引っ張ってあげてください。
おっと!簡単に折れましたけど?
初動に力がいるので、グッと力を入れたら、簡単に折れました!
完全に硬化してしまってるので、ゴムのように粘りは無く簡単にポキポキ折れます。
いや〜マジで危なかった〜
新品との比較
酷すぎ!
厚み自体はまだ行けそうな感じですね。
XTR(BR-M970)のブレーキシュー交換のまとめ
自動車と違って、車検があるわけでは無いので、ついメンテナンスを怠りがちですが、定期点検的に一定期間で行うようにしましょう!
乗る頻度が高い人は、走行距離が目安になると思いますが、乗る頻度が低い人は走行距離ではなくて時間で考えてくださいね。
勝手に走行距離で判断するとこんな状態になります。
これでは突然ブレーキが効かないなんてことも普通に起こりうる状態です。
頻繁に乗っているとブレーキの効きに慣れてしまい、何も感じず乗っていましたが、ブレーキシューの交換後は「効きすぎ〜!」っていうくらい効きます。
このXTR(BR-M970)を購入した時を思い出しました。
レース用の部品に該当するので、一般道ではMAXまで効かすと危ないのでウレタンのストッパーがレバーに付いていて深くレバーを握れないようになっているほどだったのです。
細かなところを取り外したりするので、たまにはこういう手の届かないところも一緒にキレイにしてあげましょう!
シビアコンディション(ドライ用)S70C
シビアコンディション(ウエット用)M70CT4