こんにちは「BICYCLE INFO」です
少し前に、「チェーン交換してますか?」の記事で交換時期のチェックなどについてご紹介しました。
登場するリアクト4000は、筆者がセカンドオーナーになるので、最初のオーナーがどんなメンテナンスをして、どんな乗り方をしていたかは知るよしもありません。
これから極力自分でメンテナンスもしていくなかで、例えば今付いている消耗品が一体どれ位時間が経っているものか、いつ頃が交換時期なのかなどの情報はわかりませんから、メンテナンスできる部品はどんどん交換して、自分の履歴を書き換えていきたいと考えています。
「SHIMANO」アルテグラグレードのチェーンに交換したら、素人でも分かるレベルでノイズが軽減されてスムースになったのがわかりましたよ。
「KMC」のチェーンが汚れてただけかな・・・・(笑)
今回は、最初から装着されていた「KMC」のチェーンを「SHIMANO」アルテグラグレードに交換するなかで比較レビューをしていきたいと思います。
SHIMANOアルテグラの11速チェーン
自転車のチェーンはスプロケットやチェーンリングの大きさによって長さが変わってくるので、各社同じチェーンでもリンク数(チェーンの長さ)の違うタイプを用意しています。
SHIMANOアルテグラの11速チェーン(CN-HG701-11)も「116リンク」、「126リンク」、「138リンク」と3種類が用意されている。」
リアクト4000は前後のギヤはノーマルの(F:52/36 R:11/30)がついているが、「116リンク」でも6コマ分カットして、110リンクでした。
クイックリンク式とアンプルピン式を選択できる
チェーンを繋ぐリンクの部分というのは昔は、アンプルピン式しか存在しなかったが、現在はメンテナンスがしやすい用にクイックリンク式のタイプが増えました。
アンプルピンはチェーン同士を繋ぐリンクに専用ピンを専用工具で圧入するタイプ。
クイックリンク式は専用工具でのハメ込むタイプで、取り外しが容易なので交換やメンテナンスがしやすくなっている。
どちらを選んでも専用工具は必要になるので、交換前に揃えておきたいツールですね。
どれも大差はないが、安心感が欲しいならシマノ製チェーンカッター!
カットすると画像のようなアンプルピンが抜けます!
シマノのクイックリンク式は再利用は不可
クイックリンクになったおかげで、メンテナンス性は非常に良くなりました。
なんと言ってもチェーンを簡単に外して洗浄できるメリットは大きいです。
しかし、シマノのクイックリンク式は再利用は不可ということなので、スペアを容易しておく必要があります。
一つは付属しているので、あくまでも予備用になります。(部品扱いでamazonでも購入できます)
走行中にチェーンが切れることを考えると、再利用不可のほうが安心感があるように筆者は思います。
ちなみにKMCの同じ仕組みのミッシングリンクは数回までは再利用可能となっている!
まずはKMCのチェーンを外す
まずはノーマルで装着されているKMCのチェーンを外します。
手順は簡単!
前後のギアを一番小さくしておきます。(フロント:インナー、リア:TOP)
一番テンションが低くなるギアを選択しているだけですね!
アルテグラの11速チェーンとKMCのチェーンの長さ比較!
装着されていたKMCのチェーンを外して、アルテグラの11速チェーン116リンクと長さを比較!
アルテグラの11速チェーンは6コマ分切らないと同じ長さになりません。
長い分をカット
6コマカットするとこんな感じに長さが揃いました!
今ついているチェーンの長さに合わせるのが、一番簡単な交換のやりかた!
30分もあれば交換完了!
専用工具は用意しておく必要はありますが、その状態で作業開始しても30分もあれば余裕で交換は完了します。
注意点
・チェーンの回転方向にクイックリンクに書かれた矢印が向くようにすること
・チェーンに文字の刻印がされている側を外側にセットする
ご覧のように、裏側には文字の刻印はありません。
アルテグラの11速チェーンとKMCのチェーンとの違いは?
今回は次回の交換時期の距離を自分で把握するための交換でした。
チェーンチェッカーではまだ0.75mmも伸びていませんでしたが、見た目の摩耗はかなり進んでいましたので、良いタイミングだったと思います。
チェックの方法はこちらをご参考に!
重量比較
重量はアルテグラの11速チェーンとKMCのチェーンは、共に110リンクで比べて約2gだけKMCのチェーンが軽い結果となりました。(ほとんど個体差程度ですね)
アルテグラ 110リンク:244g
KMC 110リンク:242g
アルテグラは「SIL-TEC」という摩擦低減コーティング
アルテグラの11速チェーンは「SIL-TEC」シルテックという超低摩擦表面処理加工がされています。
シルテックはフッ素加工によって摩擦を抑える加工技術で、長期間持続する耐久性があります。
これは SHIMANOのシリーズでもアルテグラとデュラエースのみの加工で105には加工されていません。
アルテグラの11速チェーンにしてみて
このシルテックの恩恵かわわかりませんが、金属的なノイズがかなり軽減されました!
単純にギアのメーカーを合わせたためのマッチング、KMCのチェーンの寿命やメンテ不足があるかもしれませんが・・・。
色々な記事を見ると、シルテックの効果はオイル切れが発生した時に、一番効果を発揮するという意見がありました。
今回、目的はメンテナンス時期を自分で把握することでしたので、精神衛生上の目的は達成です。