こんにちは「BICYCLE INFO」です
自転車トレーニングに慣れてくると、何キロくらいのスピードでどのくらいの距離と時間で走ったのか知りたくなりますよね。
ガチ自転車勢の方はGARMIN一択なのかもしれませんが、そうでは無い方には今回レビューするくらいのタイプでちょうど良いかもしれません。
サイコン(サイクルコンピューター)には大きく2つの価格帯で4~6千円以下と、2~3万円以上に分かれます。
高価なサイコンは計測項目が多く、WiFi付きやナビ機能があったりと一見便利そうですけど使う人の目的に合っていなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
今回は安価な価格帯に属するサイコンのCYCPLUS M2をレビューしてみます。
サイコン付けるとやみくもに走るより、断然楽しくなりますよ!
最近よく見かけるCYCPLUS
「CYCPLUS」は中国の自転車用品としては有名なブランドです。
主にサイクルコンピューターや、電動ポンプ、ケイデンスセンサー、室内トレーニングマシンなどかなり本格的に自転車用品の開発をしています。
特に最近では「小型携帯電動ポンプ」が有名で筆者も常時携帯しています。
CYCPLUS M2が到着!
サイコンというとほとんどが四角いタイプでCYCPLUS M2のように円形のタイプは珍しいです。
四角いほうが数値を表示するにも無駄がないので、必然的なのかもしれませんが筆者は少し存在感のあるタイプが欲しかったので、このCYCPLUS M2を選びました。
CYCPLUS M2は「ANT+」に対応
Bluetoothは有名ですが、ANT+ってなんだろうと思いませんか?
ANT+もBluetoothと同じ接続方式に変わりはありませんが、Bluetooth接続の場合は基本1対1での接続(最近はマルチポイント接続なる同時複数接続がある)になり、あらかじめ接続するデバイスとペアリングしておく必要があります。
しかしANT+はペアリングが必要なく、電波を発信しているだけなので複数のデバイスとの接続も可能です。
サイコンの多くは、心拍センサー、ケイデンスセンサー、スピードセンサーなどサイコン本体とは別売りで必要なセンサーを買い足すシステムです。
Bluetoothのみの対応デバイスだったりすると、ANT+接続できなかったりしますので、できればBluetoothとANT+両方に対応したデバイスおよびセンサーを購入することをおすすめします。
CYCPLUS M2のスペック
CYCPLUS M2は4つもの衛星ナビゲーションを受信できようになっていますので、より高速で正確な測位が可能になりました!
遮蔽物が無ければ、電源ONにしてから数十秒でGPSをキャッチできました。
ジャイロセンサー(加速度センサー)は搭載していないので、トンネルなどでは位置情報を予測することはできません。
CYCPLUS M2が表示可能なデータは!
センサー系はオプション(別売り)ですが、ANT+で心拍センサー、ケイデンスセンサー、スピードセンサーに対応しています。
心拍センサーをANT+で接続してみたけど、モチベーションが上がりますね!
これだけのデータが表示できれば、ガチ自転車勢でなければ必要十分な項目です。
IPX6防水で長距離も安心
筆者は、主に短距離トレーニングに使用するので、そうそう雨に濡れることはありませんが、長距離ライドする方にはありがたい性能です。
突然の雨でも気にすることなくライド可能です。
XOSS・STRAVAとも連携対応
STRAVAのアカウントをXOSSアプリに追加すると、StravaとTrainingpeaksに自動的に接続され同期します。
Stravaは、世界最大のスポーツコミュニティ
Strava https://www.strava.com/about
世界195ヶ国、1億人以上のアスリートが利用するStravaでは、アクティビティの種類や目標に関わらず、コミュニティがあなたの背中を押してくれます。
スペック詳細
品名 | CYCPLUS M2 |
GPS | 4つの衛星ナビゲーションに対応(GPS、GLONASS、BDS、Galileo) |
画面サイズ | 2.5インチLCD |
サイズ | 直径69mm 厚22mm |
重量 | 68g |
バッテリー | 1100mAh 3.7v |
稼働時間 | 30~35時間 |
充電方式 | TYPE-C/3.5時間 |
アプリ同期接続 | Bluetooth5.0 |
センサー連携 | ANT+ (ケイデンスセンサー、心拍センサー、スピードセンサー、パワーセンサー) |
防水 | IPX6 |
CYCPLUS M2の装着方法
CYCPLUS M2のみを購入してもハンドル直付け用のアタッチメントが付属してきます。
ゴムバンドで留めるのですが、結構太くて丈夫です。(スペアも付属するので安心です)
付属のゴムバンドでハンドルに固定します。
ダイレクトに振動が伝わらないように、ゴムのクッションと重ねて装着します。
このリアクト4000もそうですが、最近はエアロ形状のハンドルが多く円の部分が少なくなっているので筆者の場合もギリギリで装着できました。
ゴムのクッションが円にフィットするようになっているので、真円の部分が少ないと装着できない可能性はあります。
ロードバイクのように前傾姿勢が強いバイクの場合は、ハンドルに直付けだと視線移動がかなり多くなりますので、フロントマウントにした方が見やすいと思います!
フロントマウント
サイコンをロードバイクに付ける場合、やはりフロントマウントにしたほうが圧倒的に見やすくなります。
そんなわけで、今回はCYCPLUS Z1を試してみました!
ステムの左側にピッタリ付ける感じで装着すると、CYCPLUS M2がちょうどセンターにくるので非常にバランスが良いし、余計な視線移動も少なくなります。
CYCPLUS M2はガーミンと取り付けアタッチメント形状が互換なので、マウントも選び放題!
CYCPLUS Z1(フロントマウント)はパッと見はアルミっぽいですが、樹脂製のマウントです。
非常に丁寧な作りで、予備のビスや六角レンチも付属しています。
CYCPLUS M2の操作
CYCPLUS Mは表示できる情報が多いので、操作が面倒かと思いきやボタンは4つしかありませんので一度覚えてしまえば簡単です。
IPX6ということもありボタンがラバーでできているのですが、このラバーが硬めのせいかプッシュしている感覚がわかりずらいところは気になりました。
特にウィンターグローブの時期は、さらに指先感覚が鈍くなるので分かりずらいく感じます。
一番下に時計の上の列は、心拍数、ケイデンス、パワーの各センサーを接続しない場合は表示されませんのでお間違いなく!
操作ボタンは左右に配置
表示できる情報は多いですが、ボタンは左右に各2個づつです。
2.5インチLCD液晶ディスプレイは、防眩材料を使用しいるらしく、強い太陽の下でも優れたコントラストがあり反射して見えないという印象はありませんでした。
バックライトは常に点灯させていたほうが見やすいと思います。
常時点灯させてもバッテリーは1日充分保ちました。
CYCPLUS M2は一定の時間動きがないとスリープしてくれることもバッテリーの長時間稼働に貢献しています。(休憩からまた再開すれば自動で表示されます)
大きさ・重量
到着前は少し大きめかな〜?と思っていましたが、実際到着してみるとちょうど良い大きさでした。
文字が大きく非常に見やすいですね!
ガーミンなどハイスペックなサイコンは300~500gありますので、68gという数値は非常に軽量だと思います。
CYCPLUS M2を使ってみて
CYCPLUS M2に限らず、サイコンは海外製が多いので大抵は初期設定が必要です。
CYCPLUS M2も、4つほど設定があります。
1.タイヤの外周設定(取説書の最後に各サイズのタイヤの外周が書かれています)
2.タイムゾーンの設定(資料なしだったので手間取った!)
3.速度単位の設定(KMHかMPHを選択・・・普通はキロメータですのでKMH)
4.気温単位の設定(℃か℉)
「2.タイムゾーンの設定」は説明書に明記が無いので時間を合わせるのに苦労しました。
協定世界時(UST)に対して±どのくらいの差があるのかということなのですが、結論、日本は「9」にしましょう!
下の表のように世界各国で決まっています!
気になったところ
CYCPLUS M2を使用してみて気になったところがあります。
・温度計が正確でない(10℃以下のはずが、20℃以上を表示する)
この点は次回のファームウェアアップデートでの修正を期待したい。(技術的にできることなのかはわかりませんが・・・)
総評
温度計が正確じゃないところを除けば、使用するうえで問題なところはなく非常にコスパの高いサイコンと言えると思います。
マウントがガーミンと同じマウント形状ですので、ダイレクトマウントがハンドル形状などで付けられなければ、好きなデザインのマウントを選択できます。
距離についても結構正確な数値だし、GPSの受信感度も非常に良い印象でした。
※筆者の場合GPSで測位されるまで30秒くらいでした
XOSSアプリも使用してみたが、かなり詳細なデータが表示できます。
地図で走ったルートが表示できたり、本体のアップデートもアプリで行える。(最初にペアリングした時、アップデートがかかり、バージョン V1.32になりました)
今度ケイデンスセンサーをつけてみますので、またレビューさせていただきます!