
こんにちは「BICYCLE INFO」です
ロードバイクのカスタムというと、ホイールやコンポーネントに目が行きがちですが、今回はあえて「ボルト」に注目してみました。
純正で使われているステンレスボルトをチタンボルトへ交換する、いわゆるコスパの悪いカスタムです。
劇的な変化はなくとも、確実に気分は上がる。
そんな自己満足全開のボルト交換についてまとめます。
チタンボルトというと、焼きの青→赤のキレイなカラーのイメージがありますが、私はあえてそのままのチタンカラー。(まさしく自己満足)
いずれにせよトルク管理はしっかりと!
チタンとステンの性質の違い
まずは、今回交換するにあたって知っておきたい、チタンとステンレスの基本的な性質の違いについて簡単に整理しておきます。

軽さ・強度・耐腐食性の違い
チタンはステンレスよりも比重が小さく、同じサイズであれば軽量です。
その上強度も高く、ボルト用途としても十分な性能を持っています。
チタンボルト同士をぶつけるとカン高い音がしますが、ステンの場合は「ゴツん」と鈍い低音なのですぐわかりますよ!
また耐腐食性が非常に高く、汗や雨にさらされても錆びにくいのが特徴です。
ステンレスも錆びにくい素材ですが、塩分を含んだ汗が付着したままだと錆が発生することもあり、その点でチタンはステンレスより安心感があります。
チタンボルトは削り出しで作られることが多く、ステンボルトは冷間鍛造による量産品が一般的です。
これは素材の「比重」の違いです。
| 素材 | 比重 |
|---|---|
| ステンレス | 約7.9 |
| チタン | 約4.5 |
チタンはステンの約57%の重さですから、ボクシングでいうとジャブを複数もらって後半に効いてくるようなもんですかね(笑)
チタンボルトに交換した理由
今回ボルト交換を行った目的は、大きく分けて3つあります。
それは性能向上というより、快適さと満足感を重視したものです。
あとコスパは悪いですが軽量化ですね!(チリツモですね〜)

軽量化・錆対策・自己満足
チタンボルトによる軽量化はわずかですが、積み重ねれば確実に効いてきます。
また、夏場のライドで避けられない汗による錆を気にしなくていいのは精神的にも楽です。(今回はステムなどネジ山側がアルミ製なので白い粉吹があると思います)
そして最後は自己満足。
見えにくい部分まで手を入れているという感覚は、バイクへの愛着を確実に高めてくれます。
以前シートポストのヤグラ部分のボルトもチタンに交換しています
交換したボルトの箇所と内容
今回チタンボルトへ交換したのは、走行中の安全性や使用頻度を考慮したうえで、比較的負荷が分かりやすく、かつ錆が気になりやすい箇所を中心に選びました。
見た目の変化は小さいものの、日常的に触れる機会が多い部分や、汗や雨の影響を受けやすい場所を優先しています。
チタンボルトは結構高価なので、一気に全部交換となるとお財布の負担が大きいので少しずつ交換していきます!
交換する際に忘れてはいけない「ワッシャー」も必ず入れましょう!
ワッシャーを入れることで均等にトルクがかかるのと、対象物を傷つけないなど理由があって使用しているので大切です。
ステムとコラムの固定ボルト2本



ステムに装着しているサイコンマウント4本



左クランクの固定ボルト2本



リアディレーラーとハンガーを繋ぐリンクボルト
このボルトもステンかと思っていたら、アルミ製だったので1.1g重くなってしまいましたが、中空構造で満足度は大です!



ご覧の通り中空構造です!
でもアルミの軽さには勝てなかった〜(泣)

ボトルケージの固定ボルト




いずれも規定トルクを守ることが重要な場所のため、交換時はトルクレンチを使用しました。
特にチタンボルトは、許容トルクの幅が狭く、締めすぎると前触れなく破損することがあります。
そのため、ステンボルト以上にトルク管理を意識した慎重な作業が必要です。
今回はネジ山側がアルミのため、ボルトの素材に関係なくネジ山を潰しやすい部分です。特にチタンボルト使用時は、締結感覚だけを頼りにするとアルミ側の限界に気づきにくいため、トルク管理と潤滑がより重要になります。
実際に交換して感じたこと
今回チタンボルトにすることで15gの軽量化に成功しました
交換後、走りが激変するようなことは全くありません。
加速が良くなったり、巡航が楽になったりといった体感的な変化を期待してはいけません。
ただし、確実に得られるものはあります。
錆を気にせず使える安心感や、細部まで手を入れたという満足感は、数値以上に大きな価値があります。
走行性能ではなく、バイクとの向き合い方を変えてくれるカスタムだと感じました。
数値より満足感を優先するカスタム
重量差は誤差レベルですが、錆の心配が減ったことと、細部までこだわった満足感は想像以上でした。
コストパフォーマンスだけを考えるとおすすめしにくいカスタムですが、「自分のバイクを大切にしたい」という気持ちを形にするには十分価値のある交換だったと思いますし、他の箇所のチタンボルト化もマイペースでやっていこうと思っています!
今回使用したのはほとんどが「RISK」というブランドのチタンボルトですが、サイズ、品質等どれをとっても非常に丁寧な作りの商品でした。

いずれにせよトルク管理はしっかりと!


