
こんにちは「BICYCLE INFO」です
走行距離が約5000kmを超えた頃から、シマノ105ビンディングペダルを回すとゴリゴリとした感触と異音が出るようになりました。
新品交換も検討しましたが、原因がわからないとモヤっとするので確認も含め分解してみることにしました。
本記事では、シマノ105ペダルを実際に分解し、内部の洗浄とグリスアップを行って異音を解消した過程をご紹介します。
必要な専用工具や作業手順、注意点もまとめているので、同じ症状に悩んでいる方の参考になれば幸いです。(今回の105ペダルの分解にはシマノの専用工具が必要です)
メンテナンスに抵抗がない方なら自分でもできるので是非トライ!
シマノ105ペダルにガタつきとゴリゴリ

走行距離が約5000kmを超えた頃、ペダルを手で回すと明らかにザラついたゴリゴリとした感触があり、多少ガタつきもあったのでベアリングの玉押し調整とグリスアップが必要かなと感じていました。
放置するとどうなるか
この状態を放置すると、ベアリング内部の摩耗が進み、最悪の場合は回転不良や固着につながります。
ペダルは安全に直結するパーツのため、早めの対処が重要なのでより快適なライドのために分解洗浄と調整が必要です。


新品交換よりメンテナンスを選んだ理由
シマノ105ペダルは構造がシンプルで、消耗品さえ問題なければ再使用可能です。
異音の原因が玉押しの調整やグリス切れ・汚れであれば、分解整備で十分に復活するのでトライです。
実際に外してみるとまだグリスのグリーンも見えるので、グリスアップよりは玉押し調整のようです!
ペダルをクランクから外す前にペダルをグッと握って左右にズレないか確認してみてください。
私のは左右ともに若干ガタつきました。(下図のBの締め付けが少し緩い)

分解してみて寿命だったらULTEGRAだ〜!!!
分解は難しいのか?
シマノ105ペダルは専用工具TL-PD40が必要ですが、工程自体は難しくありません。
ULTEGRAやDURA-ACEはこの専用工具は必要ありませんのでお間違いなく!




手順を守れば初心者でも対応可能で、作業時間も片側30分ほどです。
シールドベアリングではなく、カップ&コーン式ベアリングで玉押し(コーン)と受け側(カップ)、そしてボールベアリング(鋼球)で構成されています。
グリスアップや玉当たり調整が可能なのが特徴です。
頭のボルトは7mmなので手持ちがない方は用意しておいてくださいね!

7mmの下は10mmですが、薄めツールじゃないと7mmが同時に使えないのでペグスパナのようなタイプが作業性はいいです。
このナットを2つ外し上下のベアリング球を取り出します。
本当に小さいので無くさないように注意してくださいね!

このTL-PD40は回す側がかなり大きく、モンキーレンチやウォーターポンププライヤー(先の広がるプライヤー)があるとスムースです。
私はウォーターポンププライヤーを使用しました!

片側128gってそれほど重くありません!
ULTEGRAでも片側124gですから4gしか変わらないんです。
軽量化ならサードパーティー製のチタンシャフトがあります(欲しい!)
105ペダルってそれほど重たくないしコスパ良いですね!
内部の状態と洗浄
分解してみると、内部のグリスはそれほど汚れていませんでしたが、ベアリング周辺に汚れが溜まっていました。
パーツクリーナーで古いグリスを完全に除去し、ベアリングの状態を確認します。
シャフトの外側部分の内部にはゴムのダストシールがあるので、パーツクリーナーを吹きかけると劣化してしまうかもなので、拭き上げで大丈夫です。(シャフトに中間にもゴム製のパッキンがあるので、ここも拭き上げで)
あとは金属なのでパーツクリーナーですね!
ベアリング球はかなり小さいのが上下に入っており各12個あるので無くさないようにグリスを拭き取るのが大変なので、私はキッチンの細かいネットを使いました(ストッキングでもいいと思います)
1個でも失くしてしまうとベアリングの役目を果たさなくなるので本当に注意です。
グリスでベトベトしているので簡単に指にまとわりつくうえ、間違えてピ〜ンって弾いたら多分見つからないので、写真のようなバットの中での作業をお勧めします!
本当は当たりの関係で上下のベアリング球を一緒にしないほうが良いようですが、私はごちゃ混ぜ(笑)
だって、それを言い出したら並べる順番も合わせないといけなくなりますからね。(そんなの私には無理でござる!)



洗浄が終わったベアリング球はマスキングテープなどに貼り付けておくと、数の確認やグリスに埋め込むためのピンセットなどでも掴みやすくなりますよ!

グリスアップのポイント
新しいグリスを適量充填し、ベアリング全体に行き渡らせるのが重要です。入れすぎは回転抵抗の原因になるため注意します。
ペダルシャフトを組み上げる際は、私は毎回素手で行っているため、作業中の写真が撮れずすみません・・・・。(カメラがベトベトになってしまうため撮れませんでした)
分解の逆の順序で組むわけですが、グリスをたっぷり塗布しその粘度を利用してベアリング球をピンセットで1つ1つ置いていく感じです。
これを上下各12個置いたら玉押しの調整です。


今回はシマノ プレミアムグリスを使用しています。

グリスアップといえばホイールのハブも定期的に!
DRIVE 40Dハブのグリスアップはコチラ
異音と回転性能の改善
玉押しナットの締め付けトルクは微妙なレベルなので、最初は何度か繰り返すことになるかもしれません。
強すぎるとベアリングがスムースに回らないし、弱すぎるとシャフトにガタが出ます。
分解前はこの玉押し調整が緩んでいたようでペダルが若干ガタついていましたので、少し時間がかかりましたが、感覚の問題なので慣れが解決してくれます。
組み戻したペダルは、ゴリゴリ音が完全に消え、指で回すだけでもスムーズさが分かるほど改善しました。走行中の違和感もなくなり、踏み心地が軽くなった気がします!

ペダルをつける際は、シャフトに切り欠きがあるほうが「左側」になりますのでお間違いなく!
そして左側は逆ネジになっているので、通常締める方向が緩む方向です。
グリスアップをおすすめする理由
ペダルの分解整備はコストを抑えつつ調子を回復できる有効なメンテナンスです。
異音が出始めたり、ペダルにガタつきがあったら早めに対応することで、シマノ105ペダルを長く快適に使い続けることができます。
ぜひ一度、自分でグリスアップに挑戦してみてください。
細かな作業が苦手な方は、素直にショップにお願いしましょう!






