
こんにちは「BICYCLE INFO」です
「中華製のカーボンパーツは安いけれど、品質や安全性が不安」ロードバイク界隈では、そんなイメージを持つ方も多いと思います。
今回、中華製ノンブランドの格安フルカーボンサドルを実際に購入し、一定期間使用してみました。
結論から言うと、中華製でも品質は非常に高いレベルで、価格を考えると驚くほど完成度の高いサドルでした。
この記事では、
- 外観と作りの品質
- 東レT800カーボン素材について
- クッション性と乗り心地
- prologo SCRATCH M5との形状比較
- 実走での使用感
を中心に正直にレビューしていきます。
100kmほどライドしてきたので正直な感想を追記しておきます。
大抵サドルを変更すると結構な違いを感じるものですが、今回のカーボンサドルは交換したのを忘れてしまうくらい違和感がありませんでした。
乗り心地に関しては、むしろprologo SCRATCH M5と比べてもEVA素材が少しだけ厚いので乗り心地が良く、レールもT800カーボンだからなのかショックも非常に良く吸収してくれていました。
詳しくは最後に↓
中華製ノンブランド・フルカーボンサドルの概要

今回レビューするのは、いわゆる中華製ノンブランドのフルカーボンサドルです。
アリエクで購入していますが、梱包はダンボールではなくエアーマットのようなパックに挟まれての梱包なのでダンボールよりも安全な感じがしましたね。
| 製造国 | 中国 |
| ブランド | ノンブランド |
| 素材 | 東レ T800カーボン(ベース・レール共) |
| クッション | EVA |
| サイズ | 245mm×135mm |
| レールサイズ | 7×9mm |
| 重量 | 105g(±5g) |
| 耐荷重 | 120kg |
| 価格帯 | 格安(有名ブランド品の約1/3以下) |
価格だけを見ると不安になる方も多いと思いますが、実物を手に取った印象は良い意味で予想を裏切るものでした。


非常に高圧なエアーが封入されているのでむしろダンボールより安全。
もちろん無傷でエアバッグに穴が空いているなども一切ありませんでした。
外観と作りの品質|安っぽさは一切なし

まず感じたのは、仕上げの丁寧さです。
いわゆる「雑な中華製品」のイメージとはまったく異なり、見た目・質感ともに安っぽさはありませんでした。
有名ブランドのカーボンサドルと並べても、品質面で大きな差はない印象です。




東レT800カーボン採用による安心感
このサドルの大きな特徴が、東レT800カーボンを使用している点です。
東レT800は、下記のような特徴を持つ素材です。
T1000は引張強度(壊れる数値)は最強ですが固過ぎるため、サドルには適度なしなりのあるT800のほうがバランスはいいかもしれませんね。
「中華製=正体不明の素材」という不安を抱きがちですが、
使用カーボンが明確に表記されているのは大きな安心材料だと感じました。
といっても本当に東レT800カーボンを使用しているかは表記があるだけでハッキリしたことはわかりませんが・・・(笑)
クッション性と座り心地
クッション部分はEVA素材を使用しており、今まで使用していたのprologo SCRATCH M5より若干厚く、柔らかですね。
バイクを壁に立てかけるときなどは、どうしてもサドルの角が当たってしまうものです。
考えられてのことかはわかりませんが、若干カーボンベースのほうが大きいので直接EVA素材が壁に当たることもなさそうです。





同じくらいの力でクッションを押してるのですが明らかに中華製ノンブランドのほうがソフトなことがわかります!
prologo SCRATCH M5との重量形状比較
今までprologo SCRATCH M5 PASのTIROXレールを使用していて何か乗り心地に不満があったわけではないのですが、格安で軽量化ができることが魅力的で試してみることにしました。
だめなら戻せばいいわけですから・・・。
prologo SCRATCH M5はラウンド形状なのですが、中華製ノンブランドのほうはセミラウンド形状というのかスラント度合いは緩やかです。


重量比較
流石にフルカーボンだけあり中華製ノンブランドは軽いです!prologo SCRATCH M5 PASのTIROXレールなので、それほど軽量ではありませんが持った感じ半分以下ですから違いは歴然です。
サドルだけで205g→102g 100g以上の軽量化は凄い!
ダンシング時の振りも軽くなるのがわかるかな・・・?


中華製フルカーボンサドルは危険なのか?
今回の使用を通して感じた結論は、中華製だからといって一概に危険とは言えないのではないかということです。
もちろん、情報やレビューがほとんど無い商品や、アリエク内なら「Choice」チョイスマークの無い商品などは要検討な部分もありますが、素材表記が明確で評価のある製品を選べば、実用上の問題はクリアできるのではと思います。
現在、日本のインフルエンサーの方もたくさん動画配信している「RYET」(リエット)などもしかりですね。
多くのヨーロッパブランドのカーボンフレームがアジアへオーダーしている現実を考えると少し評価を変えていく時期に来ているのかなと感じます。
ただ、見るからに有名ブランドのデザインと同じなど、あの習慣は無くならないといけないですね・・・。(笑)
まとめ|中華製でも品質は良い時代


今回のレビューを通して、
- 中華製でも品質は高水準
- 東レT800採用で安心感がある
- prologo SCRATCH M5よりクッション性がある。
- 滑り止め素材やパターンはないが超グリップする
- カーボンレールだからなのか振動吸収しているのが明らか。
- 102gと超軽量!(100g以上の軽量化)
という結果になりました。
最初に感じるのは、明らかに振動吸収している感覚で路面の凸凹の角がマイルドになっていました。(極端な言い方ですが、25C→28Cまではいかないが・・・、そんな感覚でした。)
カーボンレールだからなのかカーボンベースだからなのかはわかりませんが、prologo SCRATCH M5より本当にわずかですがソフトな印象の中華フルカーボンサドルは総じてかなり良い結果となり、50kmほどのライドでしたが、あまりネガティブな感想はありませんでした。(嘘っぽいけど本当です)
あえて言うなら耐久性の部分でしょうか。ここはまだ装着後50kmほどなのでわかりません。
100kmで壊れるなんてことも無いとはいえませんので・・・。(でも多分壊れそうにない)
今回のテストで感じたのは「中華製だから」という理由だけで選択肢から外すのは、今の時代では少しもったいないと感じます。
格安でフルカーボンサドルを試したい方には、この製品に限らずアリエクに沢山ラインナップされているので覗いてみてください。(回し者と思われては困るので、あえてリンクは張りません)
十分検討する価値のある製品ではないかという印象でした。



