
こんにちは「BICYCLE INFO」です
これまで様々なチェーンWAXやドライルブを使ってきましたが、最近SNSやレビューでよく見かけるのが「チェパークのチェーンWAX」です。
かなり高性能らしい優れたチェーンWAXといった評価も多く、期待していた方も多いのではないでしょうか。
実際、チェパークは有名ブランドのOEM・ODMで実績のあるメーカーという背景もあり、性能面でもかなり期待していました。
しかし今回、実際に使ってみた結論から先に触れると、
期待していた性能ではありませんでした。
今回はその理由も含めて、完全脱脂から施工、約50kmの実走レビューまで詳しく解説していきます。
チェパークってどんな会社?
チェパークは2003年に台湾で設立され、超有名ブランドのOEM、ODMを手がけてきた実績ある製造メーカーです。
これまで様々なチェーンWAXやドライルブを使ってきましたが、最近SNSやレビューでよく見かけるのが「チェパークのチェーンWAX」です。
半個体のチェーンWAXで、500km程度まで汚れが極めて少なく、チェーンが汚れていなけらばそのまま追WAXでき、洗浄もカンタン!
「かなり高性能」といった評価も多く、私も気になっていた一人です。
今回はその評判を確かめるために実際に購入し、完全脱脂から施工、そして約50kmの実走まで行ってみました。
結論としては、評判とのギャップがかなり大きい結果となりました。
ミニボトル選択
ケミカルは合う・合わないがはっきり分かれるジャンルです。
通常サイズ(120ml)をいきなり購入して失敗するともったいないので、今回は30mlのミニボトルでテストしてみることにしました。
たいていどのブランドもルブ自体に香料は入っていなくて、機械油的な匂いのものが一般的ですが、このチェパークのチェーンWAXは石鹸のような結構強めな香りがします。
匂いが嫌いな方もいると思いますが、決していやな匂いではないです。




チェーンWAX塗布前の完全脱脂作業
チェーンWAXを正しく評価するために、施工前は完全脱脂を行いました。
WAX系は特に脱脂の影響を強く受けるため、この工程を省くと正しい評価ができません。
脱脂方法の詳細はこちら

面倒だけどシッカリと脱脂

今回はチェーンだけでなく、スプロケットも含めて徹底的に脱脂。
もちろんプーリーやチェーンリングも脱脂し、完全乾燥状態にしてから施工しています。
チェパークのチェーンWAXの使い方
チェパークのチェーンWAXは、一般的なドリップ式WAXと同様の使い方です。
粘度が丁度よく、ボトルが小さいので1コマづつ非常にさしやすいですね!


こんな順番で!
いつもはKMCのミッシングリンクを数回使い回すのですが、ストック切れなのでシマノ純正のクイックリンクを使います。

- 1コマずつ丁寧に塗布
- 全体に行き渡らせる
- 余剰WAXを指で馴染ませる
- 数時間〜一晩乾燥
という流れです。
「乾燥時間」で、これが性能に大きく影響するらしく、塗布後はすぐに乗らず、しっかりとリンクローラー内に入り込むように半日以上放置する必要があるみたいですね!



コマに全て塗布したら、指先でまんべんなく伸ばしましょう!(体温でさらに液状化してなじみ易くなるのでは?)

上の写真で5時間経過していますが、リンク内に染み込むスピードは非常にゆっくりのようで、まだ若干緑色が見えますね・・・。

チェパークのチェーンWAXで実走
実際に約50kmの完全なドライ路面を走行してみました。
フリクションロスは「なんとなく良くなったかな?」的な感じで、驚くほどの変化は貧脚の素人ライダーには感じ取れるレベルではなかった印象です・・・。
静粛性と汚れ
私のなかではここが結構重要で、レースやガチ勢の方はフリクションロスにフォーカスしてルブをチョイスすると思うのですが、私のような貧脚ホビーライダーの場合は「汚れにくく静か」な方のプライオリティーが高いのです!
それを考慮した結果、チェパークのチェーンWAXは期待していた性能ではありませんでした。
まず静粛性ですが、
- 特別静かというわけではない
- 普通〜やや良い程度
という印象です。
そして一番気になったのが「汚れ」です。
約50kmのドライコンディションで、見た目のチェーンは綺麗で汚れているように見えなかったのですが、ウエスで拭いてみるとちょっと驚き!!

約50kmほどしか走ってないのにこの汚れ!
舗装路だけで、砂埃のあるところは走っていないんですけどね・・・。
感覚として普通のドライルブで100kmくらい走ったのと同じくらい汚れています。
長くフィニッシュラインのDRY WAXやスクワートを使ってきたので、久々に見たこの真っ黒な汚れという印象でした!
スクワートでドライの50kmなら驚くくらい汚れないですよ!
1度の注油で約500kmくらいに走れると謳うスクワートですが、追注油するとワックスカスが溜まります。
追注油しなければ快調なんですけど、しなくても、おそらく細かいワックスカスだと思うんですけど、見た目、なんかチェーン全体がトゲトゲ?してるんでよね〜(ニュアンスが難しい・・・)
他WAXとの比較
今回の結果を踏まえると、他製品との違いも見えてきます。
フィニッシュライン セラミック
→ 静粛性・汚れともにバランス良好でした。
まだ数種類しか試していませんが、私の条件を考えるとフィニッシュライン セラミックWAXに戻りそうな予感!おまけにコスパもいいんですよね。
スクアート
→かなり静かになる
→ 汚れにくさは優秀だが、追注油するとワックスカスあり
それに対してチェパークは、汚れ面で明確に劣る印象でした。
まとめ
フリクションロスより、静粛性と防汚性を優先する私には「チェパークのチェーンWAX」は向いていないというのが現時点での私の評価ですかね!
私の場合、200km程度走ったらクリーニングするタイプで、WETは基本走らないので耐久性にはそんなに重きをおいてないのです。
評判だけで選ぶのではなく、実際の自分のスタイルや使用感で判断することの重要性を改めて感じました。
やっぱコレかな〜




